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【グローバルコミュニケーション専攻】ラオス課題解決型研修4日目! 農村見学・日本語学習者との交流会!

プログラム4日目は、午前に農村見学及び病院の見学を、午後から日本語を学習しているラオス人と交流をしてきました。

農村見学では、まず伝統工芸品の「シン」を制作している工場を訪問しました。一枚一枚手織りで作られているシンは早くても3日、長くて5日間かけて作るそうで、その複雑な編み方からもかなりの時間がかかることは容易に想像できるものでした。
生徒たちは実際にシンを織ってみて、難しい工程に驚いていました。質疑応答では、「1日の労働時間は何時間ですか?」「従業員の何人ですか?」など多くの質問が出ました。その中でも特に給料の支払い方が特徴的でした。自ら制作したシンが売れてようやく給料が支払われるそうで、中には日当にして1日300円程度で働いている人もいました。

その後、農村で暮らしている家庭を訪問して家の中まで紹介をしてくれました。ラオス農村部で暮らす家族の生活水準を目の当たりにして、日本での当たり前がそうでないことを実感する機会となりました。また、農村部にある病院を訪問し、郡最大の病院とあって設備面はかなり充実しているように感じました。建物は日本からの支援で作られたそうで、支援の重要性が分かりました。

午後からはNMSという日本語を学ぶラオス人の施設を訪問して交流会を開きました。NMSはラオス人技能実習生を育てる施設で、日本語を今まさに学んでいる学生と交流をし、久しぶりに日本語が通じる環境でいつも以上に元気いっぱいで大盛り上がりとなりました。NMSの学生さんの中には来週来日して働く人もいて、日本の話に真剣な眼差しで聞いていました。今回参加した学生さんはほとんどが日本語を学び始めて3ヶ月しか経っておらず、拙いながらも懸命にコミュニケーションをとっている姿が印象的でした。高校生も3ヶ月学んだだけでこんなにも日本語が話せるのか!という驚きとともに、学びへの熱量の高さにリスペクトを感じる時間にもなりました。

研修を通して日本との違い、ラオスの現状を知り、自らの思考を再認識するきっかけになるとともに明日開催されるユニバーサルスポーツのイベントにも活かされると思える日になりました。 

日本語を学ぶ学生さんと一緒に。
農村に暮らすご家庭を訪問しました。
伝統工芸品の工場を見学しました。

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