【連載コラム】#13 夏休みNEXT Akihabara的推薦図書②
CLARK NEXT Akihabaraは、「好きは最強」「好きから未来を広げよう」をモットーに教育を行っています。
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秋葉原の街で、他の通信制高等学校にはない「学校らしさ」を重視し、尚且つ特化した教育を行っています。
今年度からは、各専門分野を横断して授業が受けられるようになる「プロジェクト型授業」もスタート!
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【連載コラム】#13 夏休みNEXT Akihabara的推薦図書②
今回は2冊紹介しちゃおうかなと思います。
P・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』
米国のSF作家ディックによる、映画『ブレードランナー』の原作です。1968年発表なので、もう完全に古典SFであり、世界中のオタク的世界観の原点であり頂点とも言える作品です。
それまで多くのSF作品において、未来は輝かしく機能美的に洗練された表現がなされてきました。しかし、ディックが描き出した未来は、猥雑で不衛生で不条理で、それでいてリアルな魅力を放っていました。この辺は映画の方を見るとよくわかるかな。
変なタイトルだなー、と思うかもしれませんが、中々どうして、このタイトルこそが作品のテーマの真芯を捉えています。
レプリカントと呼ばれる人造の生命、彼らに芽生えた「自我」とはいったい何なのか。
それは我々人間と一体何が違うのか。
人はどこから来てどこへ行くのか。
そして人造の生命の彼らが求めるもの、それとヒトとの間に違いなんてあるのか!?
映画を見た後に原作を読むのがオススメかな。もうルトガー・ハウアーのカッコ良さにふるえてほしい。
ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』
サイバーパンク、という概念を世界に御開帳した記念碑的な作品です。これがなければ『攻殻機動隊』は生まれていません。
広大な電子ネットの世界、そしてそこで活躍するハッカー、全感覚ダイブ、肉体に直接プラグイン……それまで現実を離れた異世界といえばファンタジー or 宇宙の二択しかなかったところに、「サイバースペース」という新たな世界を描いたのが作者のウィリアム・ギブスン。
そんな電子世界を縦横無尽に駆け回るハッカー達の文化を、1980年代の人々は「サイバーパンク」と名付けました。
1984年の作品なので、今読むと古い描写があることは否めません。ただこの作者の言語感覚が非常に優れていて、心の厨二病的な部分を刺激しまくります。タイトルは神経細胞を表す「Neuron」と夢想家「Romancer」を組み合わせた造語です。
ちなみに続編二作目のタイトルは『モナリザ・オーヴァードライブ』。
モナリザ・オーヴァードライヴ、だよ!?
いやー、しびれる。これよりカッコいいタイトルは地球上に存在しません。
カッコいいのが読みたい!! というアナタにオススメします。