【男子サッカー専攻】 「スポーツ総合演習」授業 ~スポーツコースの「勝ち飯」食事もトレーニングの一部~
先日、男子サッカー専攻の生徒たちは「スポーツ栄養学」の授業を行いました。この授業では、トップアスリートたちがどのように食事を管理し、体づくりを行っているかを紹介しながら、自分自身に必要な栄養やエネルギーについて学びました。
講義の中では、全国大会常連校である米子北高校サッカー部の1日の食事量を紹介しました。朝から夜まで、なんとお茶碗約19杯分(約2.9kg)のご飯を摂取しているという話には、生徒たちから驚きの声が上がりました。「こんなに食べてるの?」「自分の食事、全然足りてない…」という反応が多く、自分の食生活を振り返るきっかけになったようです。
授業では、サッカーの試合中にどれだけのエネルギーが消費されるかを一人ひとり計算し、自分に必要なカロリーや補食の量を考える時間も設けました。自分の体重や運動量に応じて、1日で3,000kcal以上が必要だと分かると、生徒たちは真剣な表情で「おにぎり何個分?」「これじゃ勝てないかも…」と口にしていました。
特に印象的だったのは、パンとおにぎりの違いについて学んだ場面です。手軽に食べられるパンには脂質が多く、運動前後の補食にはあまり適していないことを知った生徒たちは、「今度から朝コンビニ行ったらパンじゃなくておにぎりにしようかな」と、実生活に活かそうとする前向きな姿勢を見せてくれました。
また、水分補給の重要性についても学びました。のどが渇いたと感じる時点で、すでに体の水分は不足しており、集中力や持久力が大きく低下するという事実には、多くの生徒が驚いた様子でした。日常的に甘いジュースを飲んでいる生徒も、「水や麦茶を基本にしていきたい」と話しており、生活習慣の見直しにもつながりました。
この授業を通して、「食事もトレーニングの一部である」という意識が生徒たちの中にしっかりと芽生えました。楽しみながらも、自分の生活習慣に対する新たな気づきが得られる、充実した学びの時間となりました。


