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【授業】「察する文化」と国際交渉──教科探究で日本人の自我と外交を考える

柏キャンパスでは、教科横断的な学びを深める「教科探究授業」において、論理国語で扱った内容を土台に、日本人の自我の特徴と国際社会での交渉の在り方について生徒たちが主体的に探究を行いました。
授業の出発点となったのは、論理国語で扱った「相手依存の自己規定」というテーマ。日本語に特徴的な“察し”の文化や、他者との対立を避ける傾向を踏まえ、「本来の意味での対話が成立しにくい日本の自我構造」について学習しました。
そのうえで、生徒たちはこの文化的背景をもとに、現代の国際情勢、とくに日本の外交姿勢について考察。アメリカのトランプ元大統領による「アメリカ第一主義」や、直接的で圧力を伴う交渉スタイルとの比較を通じて、日本の立場や交渉の仕方にどのような課題や可能性があるのか、自ら問いを立てて議論を深めました。
「察する文化」と「対話文化」は共存できるのか。異文化との接点において、日本はどのような交渉スタイルを構築していくべきか。生徒たちは教室での学びを枠にとどめず、社会の出来事と照らし合わせて自ら考え、探究する力を伸ばしています。
教科と社会、過去と未来をつなぐ深い学び。今後もこうした探究を通じて、生徒たちが世界と向き合う視点を広げていきます。

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