1年生ピアアシスタント授業レポート
コミュニケーションは言葉だけではない——そんな気づきが生まれた一日でした。
一年生のピアアシスタントの授業では、コミュニケーションスキルを育むことを目的に、さまざまなワークに取り組んでいます。
7月までは「自己理解」をテーマに、自分とは何かを考える時間を重ねてきました。自分の価値観や感情の動きに向き合うことで、他者との関わり方にも少しずつ意識が向いてきたようです。
今回の授業では、「コミュニケーションとは何か」をさらに深めるために、非言語コミュニケーションに焦点を当てました。
言葉を使わずに気持ちや意図を伝える方法について、二つのワークを通して考えました。
一つ目は「感情予想ゲーム」。
表情や姿勢、動きなどから相手の気持ちを読み取る力を試す活動です。
二つ目は「沈黙作品づくり」。
言葉を使わずにグループで一つの作品を完成させることで、非言語のやりとりを体感しました。
授業後、生徒からはこんな感想が聞かれました。
「自分が相手と出会った瞬間から非言語コミュニケーションが始まっているので、普段友人や授業でも自分の非言語コミュニケーションがどう出ているのか注意しようと考えた」
言葉にしなくても伝わってしまうものがある。
そのことに気づいた生徒たちは、これからの人間関係の中で、より丁寧に自分を表現しようとする姿勢を見せてくれました。
ピアアシスタントの授業は、こうした小さな気づきの積み重ねが、やがて大きな成長につながっていく時間です。
次回の授業も楽しみです。


