企業から頂いたミッションに挑む！～キャリア探究授業のご紹介～

2025年11月9日

クラーク記念国際高等学校では、3年間を通して“社会で生きる力”を育むキャリア教育を行っています。
自分の興味や得意を知り、仲間とともに挑戦する中で、将来の進路や生き方を考える時間を大切にしています。
その中でも、「キャリア探究Ⅰ」は、社会とつながりながら“働くとは何か”を体感するプログラムです。
今回は、その取り組みの様子をご紹介します！

キャリア探究Ⅰってどんな授業？

キャリア探究Ⅰでは、教育と探究社が主催する探究プログラム「クエストエデュケーション」に取り組んでいます。実在する企業を題材に、“教室でのインターンシップ”を体験。
働くことの意義や経済活動の仕組みを理解しながら、社会の中で自分の役割や可能性を見つめます。生徒たちは企業から出されるリアルな課題（ミッション）に挑戦します。

フィールドワークやアンケート調査などを通して現場の視点を学び、チームで意見を交わしながら新たな価値を創造していきます。
課題解決のプロセスを重ねる中で、社会や企業への関心が深まり、主体性や創造性、そして自らの職業観が育まれていきます。挑戦の中で芽生えた「自ら考え、行動する力」は、生徒一人ひとりの未来を切り拓く大きな原動力となっています。

詳細はこちら！(教育と探究社HP)

今回のインターン先の企業はこちら！

・イオンリテール株式会社
・いちご株式会社
・株式会社キモノハーツ
・大和ハウス工業株式会社
・テクマトリックス株式会社
・株式会社日清製粉グループ本社
・パナソニックエナジー株式会社

一度は聞いたことのある企業も多く、生徒はそれぞれどこの企業にインターンに行くか真剣に悩んでいました。

実際の授業風景です！

授業のはじめには、意見を出す練習としてグループでブレインストーミングを行いました。
最初は発言に戸惑う生徒も多く見られましたが、上級生の発表を見たり、仲間の意見を聞いたりするうちに、
「こんな考え方もあるんだ」「こんな伝え方もできるんだ」と気づきを重ね、少しずつ自信をもって意見を出せるようになっていきました。

生徒たちは、自分たちがインターン先として取り組む企業について調べ、理解を深めていきました。
さらに、アンケートを作成して周囲の人々に協力をお願いし、企業やその事業内容に対する認知やイメージを調査しました。
こうした取り組みを通して、社会とのつながりや情報を集めることの重要性を実感していました。

いよいよ企業からのミッションに挑戦です！

いよいよ、それぞれの企業からのミッションが発表されました。
テーマはどれも抽象的で、答えがひとつではありません。
生徒たちは「どう考えるか」「どう表現するか」に悩みながらも、これまでに培ってきた力を活かしてグループワークに取り組んでいました。
話し合いを重ねる中で、互いの考えを尊重し合い、新しい発想が少しずつ形になっていきます。

今後について…

それぞれの企業から出されたミッションに対して自分たちなりの答えを導き出し、全国大会へのエントリーを行います。
見事選出されると、全国の舞台でプレゼンテーションに挑戦することができます！

昨年度は、全国のクラーク生から多くのチームが活躍しました。
熊本キャンパスのチームが企業探究部門「コーポレートアクセス（塩野義製薬）」で準グランプリを受賞。
静岡キャンパスのチームは地域探究部門「エンジン」でグランプリと私たちが選ぶイノベーター賞のダブル受賞を果たしました。
さらに、広島キャンパスのチームは社会課題探究部門「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」でグランプリに輝きました。

生徒たちが全国で挑戦し、輝いた成果は、クラーク生一人ひとりの探究心と行動力の証です。

詳細はこちら！

今年度は、鹿児島キャンパスも全国大会出場を目指し、試行錯誤を重ねながら挑戦を続けていきます。
生徒たちの発想とチームワークがどのような形で実を結ぶのか、今から楽しみです！

いかがでしたか？
鹿児島キャンパスでは、これからも生徒一人ひとりの可能性を広げる探究学習を応援していきます。
学びを通して自ら考え、行動できる生徒の育成を目指して、今後もさまざまな取り組みを続けてまいります。