メニュー

平安貴族の世界を探る!生徒主体の日本史探究の授業

平安時代の貴族の文化をテーマに、生徒たちが自ら調べ、考え、発表する探究型の日本史授業が行われました。

【グループワークの様子】

目次

多面的に歴史を学ぶための探究授業


6月16日と6月23日の2日間にわたり、クラーク記念国際高等学校千葉キャンパスで行われた日本史の授業では、「平安貴族の文化」をテーマにした探究活動が実施されました。

この授業の目的は、平安時代を単に年号や出来事として覚えるのではなく、当時の人々の生活や価値観、美意識などを多角的に理解すること。教科書に載っている情報だけでは見えにくい“文化としての歴史”にアプローチすることで、生徒自身が歴史を自分ごととして捉える力を育む狙いがあります。

教科書を超えて、自分たちで調べて、伝える


授業はグループごとにテーマを分担し、教科書や資料集、さらにタブレットを使って情報を収集する形で進められました。「平安時代の服装と衣装」や「和歌」「宗教と信仰」「物語文学」など、与えられたテーマに沿って学びを深めました。

生徒たちは協力しながら資料を読み解き、わからないことがあれば教員に質問したり、追加で資料を検索したりするなど、主体的な姿勢が随所に見られました。

調べた内容を口頭でグループごとにクラス全体に発表。ほかの班の発表にも熱心に耳を傾ける様子が印象的でした。誰かが一方的に教えるのではなく、お互いの発見を共有し合う学びのスタイルが、教室全体を活気づけていました。

【グループワークの様子】

「文学がロマンチック」―生徒の声ににじむ興味と発見


発表後の振り返りでは、以下の様な声が聞こえてきました。

和歌を通じて気持ちを伝えるなんて、すごくロマンチックだと思った

当時の服装や生活にこだわる貴族の美意識が面白い

ある生徒は、最初は難しそうだと思ったけど、やってみると意外と調べるのが楽しくて、時間が足りなかったと感想を述べており、探究的な学びが好奇心を刺激したことがうかがえます。

学ぶ楽しさと表現する力の両方を育む


今回の日本史探究では、知識を“得る”だけでなく、それを“使う”プロセスが重視されていました。生徒たちは、文献を読み取る力、情報を整理する力、そして他者に伝える表現力をそれぞれの役割の中で発揮していました。

担当教員は「生徒たちが自分で調べたことを自分の言葉で話せるようになってきている。今後の探究活動にも期待しています」と語っていました。

歴史という科目の枠を超えて、「知る楽しさ」と「伝える力」の両方を学べたこの授業。クラーク記念国際高等学校千葉キャンパスが掲げる“自律的な学習者”の育成に向けた一歩として、確かな手応えを感じさせる時間となりました。

\ 千葉キャンパスの最新情報 /

  • URLをコピーしました!
目次