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【授業】教科横断型探究授業──哲学と心理学から「自分とは何か」を考える

柏キャンパスでは、3年生の国語表現の授業において、哲学と心理学を横断的に活用した「自己理解」の探究授業を実施しました。これは、進路選択を見据えた自己PR作成に向けて、生徒がより深く自分自身を見つめることを目的とした取り組みです。
授業の前半では、「自己とは何か?」という人類共通の問いに対し、3人の哲学者の考えを紹介。

  • デカルト:「我思う、ゆえに我あり」──考える私こそ確かな存在
  • サルトル:「人は生きながら“自分”をつくる」──選択が私を形づくる
  • 西田幾多郎:「純粋経験」──思考する前の感覚としての“わたし”

これらの思想を比較しながら、生徒たちはそれぞれの視点にどの程度共感するかを考え、自分自身の感覚と重ね合わせて理解を深めていきました。
後半では、哲学的思考を足がかりに、心理学の観点から自己理解ワークを実施。自己決定理論に基づいた「動機づけタイプ診断」を行い、自分の“やる気”の源泉を探ることで、自分の価値観や行動原理を言語化しました。
生徒たちは、「どんなときに最も自分らしくいられるか」「なぜその選択をしたのか」といった問いを通して、自己PRにつながる“自分の軸”を発見する手がかりを得ていきました。

「普段考えない角度から自分を見られた」
 「哲学が進路に役立つと実感した」

といった声も聞かれ、教科を横断した思考が、自分自身を深く知るための有効な手段であることが実感できる授業となりました。
柏キャンパスでは今後も、知識の習得だけにとどまらず、自分自身の生き方を考える力を育む授業を展開してまいります。

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