【授業】1年生が挑んだ「企業ミッション探究」
――5日間で学ぶ、問いを立てる力とチームの可能性――
柏キャンパスでは、前期末テスト後の期間を活用し、1年生を対象に5日間の集中探究授業を実施しました。今回のテーマは、企業が提示する“ミッション”を解釈し、自らの問いとして捉え直す探究学習。生徒たちは、実社会とつながる問いに対して主体的に向き合い、仲間と協働しながらアイディアを深めていきました。
興味から始まる探究──企業を選び、チームを結成
生徒たちは、複数の企業から提示されたリアルなミッションに触れ、自分が最も興味を持ったテーマを選択。同じ関心を持った生徒同士でチームを組み、共通の目的意識をもって探究をスタートさせました。
ミッションの解釈から「問い」を立てる
企業が投げかけたミッションをそのまま受け取るのではなく、企業の背景や社会的な文脈を調べながら、自分たちなりの視点で課題を再解釈。「このミッションの本質は何か?」を見つめ直し、自らの問いを立てて探究を進めるプロセスを大切にしました。
「誰にとって価値があるか?」を問い続ける
課題を掘り下げながら、「このアイディアは誰のためのものか?」「本当に必要とされているのか?」という視点を大切にし、価値ある提案とは何かをチームで考察。複数の立場や視点から見直しながら、アイディアの精度を高めていきました。
夏休みにプロトタイプづくりに挑戦
5日間の集中探究を終えた生徒たちは、夏休みの期間を活用してアイディアのプロトタイプ(試作品)を作成することにチャレンジしました。チームで検討したアイディアを、実際に形にしてみることで、現実とのズレや可能性を実感する大切なフェーズです。
後期、いよいよ本格化──社会に伝わる「提案」へ
後期には、夏に作成したプロトタイプをもとにさらに検証を重ね、社会に向けた具体的な提案としてアイディアを完成させていきます。企業や外部の大人との対話も視野に入れながら、探究の成果を社会につなげる力を育んでいく予定です。
生徒の声
正解がないからこそ、自分たちの意見や問いが大事だと気づいた。
企業の課題を“他人ごと”ではなく“自分ごと”として考える大切さに気づいた。
夏休みにプロトタイプをつくるのが楽しみ。もっと試して、もっと工夫したい。
柏キャンパスでは、今後も「問いから始まる学び」を通じて、生徒一人ひとりの想像力・創造力・行動力を育む探究的な学びを展開してまいります。