【学習】PBL学習(江戸文化探究) 〜江戸の甘味を再現〜
柏キャンパスでは、一年を通じて自分のやりたいことを探究する「PBL学習(Project Based Learning)」に取り組んでいます。演劇・お笑い・ホラー・読書・米栽培など、多様なテーマの中から生徒が自ら選択し、主体的に学びを深めるのが特色です。その中の一つ「江戸文化探究」では、江戸時代の文化を学びながら、現代社会とのつながりや課題を考える活動を展開しています。
今回は江戸時代の食生活をテーマに、特に「甘味」に注目して探究を進めました。各班は事前に江戸の食文化について調べたうえで、みたらし団子、あん団子、きんつば、もなかなどを再現しました。材料の準備から調理、盛り付けまでを協力しながら進め、簡単そうに見える菓子でも火加減や形を整える工夫が必要で、完成までに多くの時間と労力がかかることを実感しました。
試食を通して、江戸の人々が甘味をどのように楽しんでいたのかを体感的に学ぶことができました。生徒からは「思ったより手間がかかり、江戸時代の人々は時間をかけて丁寧に作っていたことがわかった」という感想もあり、歴史を身近に感じる貴重な経験となりました。
さらに今回の活動は文化祭へと発展します。生徒たちは自分たちで作った甘味を販売し、来場者に江戸の食文化を紹介したいと計画しています。探究を体験で終わらせるのではなく、学校全体や地域へと広げていくことで、より深い学びへとつなげていきます。