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【学習】 理科(生物基礎)授業での探究的な学び ~素数ゼミの生存戦略!?~

 2024年何かが起こる…
 それは、北米でのセミの大量発生です。なぜ、セミが大量発生するのか。

 セミの生存戦略の謎について、素数を使って解明しようというのが今回の授業内容でした。セミは10年以上の間、地中にいることが生育にとって良いと言われています。「どのタイミングで地上に出てくるのが良いのだろうか」という問いに、生徒たちは真剣に取り組んでいました。

 セミが土から出てくる周期と天敵の数が増える周期を重ねて考えていくと、13年周期と17年周期が1番生存の可能性が高いのではないかということが分かりました。

 しかし、「セミは本当に13年、17年周期を選んでいるのだろうか」と言う問いでのグループワークでは、「偶然だ」や「生存のために行った必然である」、「セミに素数を選ぶ頭脳があるのか?」と意見が分かれ白熱した討論が行われていました。

 セミの生存戦略を素数を使って解明できたことで、生徒はより実感を持って授業に臨めたととともに、今後学んでいく生物の生態などに興味を持ったと思います。

 13年周期と17年周期が1803年以来に揃う2024年。どれほどのセミが地上に出てくるのか。これからのニュースが恐ろしくもあり、待ち遠しいですね。

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