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【プレゼンテーショングランプリ2024】最優秀賞受賞「キットできるよ!実験教材プロジェクト」インタビュー!

1年間のそれぞれの探究学習の過程と成果発表の場として2月にクラークの全国キャンパスで実施したクラークプレゼンテーショングランプリ2024。
見事探究部門で最優秀賞を勝ち取ったのは「キットできるよ!実験教材プロジェクト」で実験キットと意見交換オンラインツールの開発にアイデアと問題意識をもって臨んできた取り組みを発表した横浜キャンパス上田廉さんでした!しかし、このプロジェクトはプレゼンテーションの中で上田さん自身が伝えていた通り、彼ひとりだけでなくチームの輪を広げながら臨んできたものです。そんなメンバーたちに、このプロジェクトをやってきた感想を聞いてみました。
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Q. まずはプロジェクトをやってみてどうだった?
思いついたアイデアを心の中でおわらずにいろんな企業さんの方とかと関わることができて、こういうの普通の高校だとなかなかできないので、プレゼンテーショングランプリやその賞の有無に関係なく本当にいい経験ができたなと思います。

Q. チームの中でそれぞれどんな役割・活動をしていたの?
実験キットそのもののアイデアをまずどんどん出し合ったり、毎週火曜日の放課後に、可能なメンバーが参加して企業の方と合同ミーティングを行ったりして進めていました。キットを使った体験授業の指導案やワークシートを中心に考えたメンバーや、「キットできるよプロジェクト」という名前やロゴデザインを考えたメンバーや実験シートの意見交換ができるSNS型ホームページを作成したメンバーもいます。

Q.プログラミングチームは特にどんなことが大変だった?
ニーズやこちらの意図等をやりとりをしてすり合わせて形にしていく過程がを大変でもあり、楽しいことでもありました。今も、その企業のHPをすり合わせながら実際に作成していたり、『もっと他の実験に対応したアプリをつくってほしい』と言われていたりしながら継続中です!SNSページも子どもにもっと気軽に使ってもらうにはまだ改良できる点があったり、自分たちが技術不足な部分もまだまだあるので、キット開発の企業だけでなく、IT関連の会社の方と連携したり…とこちらの方面の輪も広げていけたら面白そう!と思ったりもしています。

Q.実験授業はどうだった?
相手が子どもなので伝えるのに苦労したり、指導する側の苦しさや難しさがわかった気がします。「このビーカーは洗う用で混ぜちゃいけないよー」と伝えても目を話した隙にやってしまったり、楽しんでもらうことと同時に、安全にしっかり実施していくこと等やってみてはじめて感じた難しさもありました。外部の学童での授業実施時には、教育委員会の方が来て下さったり、思いがけない広がりもあり驚きました。教える側の体験ははじめてだったので、教員になるのではなくても、これからの関わりの中で役に立ちそうなまたとない体験ができ、貴重な学びになりました。

Q. どんな風に探究の輪が広がっていったの?
すべてを事前に決めてそのために突き進むというよりは、結果いろんな方向からの動きが生まれ攻めていった感じがしています。
夏休みにグローバルサイエンス専攻の任意のメンバーで先生の声掛け・指導のもと学会発表を行ったのですが、その中で手作り実験キットをつくる流れがあり「こうやって作る手作りのキットを商品化できるのでは?」という小さな発想が生まれ、「こういうキットを作ろう!」とみんなでどんどん意見を出していきました。そのアイデアを企画書にまとめて企業の方に提案したら、企業の方が実際快く協力してくださり、「意見交流の場も必要では?」と思いついたところでプログラミングコースのメンバーにも輪が広がりました。実際にそのキットで「子どもたちに実験授業を!」となれば依頼をし、授業計画案やポスターをつくり、担当者にヒアリングをし、リハーサルをし、終わったらアンケートで振り返りをしました。構想としてこれはこうしたらこうなるはわかるけど、実際子供たちがさわるものとなれば触ってみないと安全性もあるし…と休みの日にきて試しに自分たちで実験をしてみたりもしました。系列の学童クラブやフリースクールだけでなくもっと…と話をしていたら、学年の先生が外部の学童を紹介してくださる等、動いていく中で「これが必要だよね」「これもできたらよいよね」と話が生まれ、協力してくれる人たちが増え…とどんどん輪が広がっていくすごさを今回の一連の流れで感じました。

提供された枠組みの中で何かをすすめていくという形でなく、このプロジェクトは主体性と協働のたまものです!(笑)
プレゼングランプリは一区切りついている中でも、機会があれば全員が迷わず「やる!」といって話を進めてきたように、「やりたい」という気持ちを大切にたのしみながらこれからもまだ広げていけたらいいなぁと思います!また自分たちが楽しむだけでなくビジネス・課題解決的な視点もいれつつ…等これからもいろんな話を皆でしながらやっていきます!
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…と、話をきく中でもそれぞれがそれぞれの学びと共に「これからもこんなことができそう!」「こういうのもおもしろそう!」と和気あいあいと自由に話している姿が印象的でした。クラーク横浜では生徒自身の興味・関心や問題意識、またそこからの行動を全力で応援・サポートしていきます。まだまだ輪は広がっていきそうな予感、ですね! 

「実験キット」開発メンバーです
プレゼングランプリ出発前の様子
改めて最優秀賞受賞おめでとうございます

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