【総合進学コース】をかしなゼミ!?文学力を鍛えよう
総合進学コースでは、毎週水曜日の午後に選択式のゼミを開講しています。
その中の一つ、「をかしなゼミ」では、国語を軸にしながらも、文学に限らず言葉を駆使したさまざまな作品を題材に、言語芸術の奥深さを探究しています。
最近のテーマは、「言葉で人を操る」つまり「プロパガンダ」。
現代社会に潜む“やわらかいプロパガンダ”から、戦時中に実際に用いられた宣伝詩まで、幅広い視点で学びを深めています。
前回の授業では、架空の商品を使った広告制作ワークを通じて、同じ商品でもキャッチコピー一つで印象がガラリと変わることを体感しました。
今回はその応用編として、実際に戦時中に用いられた愛国詩と、同じ「戦争」を題材としつつも異なるメッセージを持つ反戦詩を比較し、その言葉の選び方や視点の違いを読み解きました。
近代の作品ということもあり、難解な表現に苦戦する場面もありましたが、友人と協力したり調べたりする中で、
「同じ戦争でも、訴える内容によって言葉の表現は大きく変わる」
「言葉の工夫次第で人々の思想や行動を大きく動かせる」
ということをしっかりと理解できた様子でした。
今回の学びを通して、生徒たちは“言葉”という身近で強力なツールの力を、改めて感じ取ってくれたのではないでしょうか。
これからも「をかしなゼミ」では、言葉を深く味わい、楽しみながら考える力を育んでいきます!
