特別活動「時田直也バリトンコンサート」
7月16日(水)、アイティ7Fリハーサル室にて、視覚障害をお持ちの時田さんが、ご自身についての話を曲と曲の合間にして下さいました。
「何を見ても反応しない赤ちゃんだった私を病院に連れて行った両親は『この子の目は、見えるようにはなりません。』と医師から告げられ、大変ショックを受けました。
ある日、父は赤ちゃんだった私を腕に抱き散歩に出かけました。その時風が吹き、私が手足をばたつかせて喜んだそうです。
父はそれを見て『この子を育てていこう。この子を育てていける。この嬉しい気持ちは神様からの贈り物だ。』と感じたそうです。『お前が生まれてきてくれた本当に嬉しかった。』と繰り返し私に言ってくれました。
父は現在は亡くなっていませんが、父の言葉を思い出す時、私には、何か、大きな力が湧いてきます。」
