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【学習】 「保健体育」授業 ~楽しく、安全に体育大会を迎えるために~

 本校では、日頃の「保健体育」の授業において「安全に全力を出すための知識と準備」を大切にしています。運動やスポーツを楽しむためには、けがの予防や体調管理が欠かせません。その一環として、今回はジャックナイフストレッチ実験を行い、ハムストリングス(太もも裏)の柔軟性を測定しました。

 実験では、指先と床の距離を測る「指床間距離テスト」を取り入れました。柔軟性は運動能力やけが予防に大きく関わるため、単なる体力測定以上の意味を持っています。実際に測定をしてみると、クラスの中には床に余裕で手がつく生徒もいれば、なかなか前屈が難しい生徒もいました。その中で特に印象的だったのは、マイナス7cmを記録した生徒がいたことです。手が床を超えてさらに下に届く生徒もいて、教室は大いに盛り上がりました。クラス全体で驚きと笑いが起こり、柔軟性の重要性を楽しく学ぶきっかけとなりました。

 この授業を通して、生徒たちはストレッチが単なる準備運動ではなく、運動パフォーマンスを高める役割を持っていることを理解しました。例えば、ハムストリングスの柔軟性を高めることで、50メートル走などの短距離走でもより大きなパワーやスピードを発揮できます。また、体への急激な負担を和らげ、捻挫や肉離れといったけがの予防にもつながります。

 さらに授業では、熱中症予防の知識も復習しました。水分補給の大切さ、経口補水液の作り方、そして体を冷やす方法などを改めて確認し、これから迎える体育大会でも実践できるよう準備を整えています。生徒自身が安全に気を配ることは、仲間と協力してスポーツを楽しむための大切な一歩です。

 今回の実験は、単なる数値を競うものではなく、自分の体の状態を知り、安全に運動する意識を高める大切な学びとなりました。今後も「安全に全力を出す」ことをテーマに、体と心を成長させる体育の授業を続けていきたいと思います。

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