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【学習】 「保健体育」授業 ~「アルコールパッチテスト」で学ぶ、飲酒と健康~

 本校では先日、「アルコールパッチテスト」を実施しました。これは、アルコールに対する体質を調べることができる簡単な実験で、肌に少量のアルコールを含んだパッチを貼り、その後の変化を観察するものです。アルコールに敏感な体質かどうかを知ることは、将来の飲酒習慣や健康リスクを考えるうえで大切な第一歩となります。

 実験中には「赤くなった!」 「全然変わらない!」といった声が飛び交い、生徒たちは自分や友人の体の反応に驚きながら盛り上がっていました。単なる知識として学ぶのではなく、自分の体で直接実感できることが、この学習の大きな魅力です。特に、同じ年齢でも反応が異なることに気づき、「飲める・飲めない」という体質の違いを改めて認識する良い機会となりました。

 また、実験の合間には、中・高校生の飲酒実態に関する調査結果や、飲酒運転による重大事故のニュース映像も視聴しました。若者の中にも飲酒経験が一定数存在する現実や、わずかな不注意が大きな悲劇につながることを知り、生徒たちは「自分には関係ない」という気持ちが一気に薄れていったようです。「自分が誘われたら?」といった問いを通して、飲酒の問題が決して他人事ではないことを再確認する時間になりました。

 今回の活動を通じて、生徒たちは「飲酒と健康」についてより身近に考えることができたと思います。お酒を楽しむ文化そのものを否定するのではなく、自分の体質やリスクを正しく理解し、将来に向けて健康的な選択をしていくことが大切です。本校では、今後もこのような実感を伴う学習を通じて、健康教育を充実させていきます。

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