
すべての人が自分らしく平等に参加できる社会を実現するには?
2025年9月8日(月)~12日(金)、クラーク国際の仙台・千葉・柏・東京・所沢・静岡・名古屋・福岡・鹿児島の9拠点のキャンパスから19名の生徒が、LbE Japan主催による4泊5日の探究学習プログラムに参加しました。
このプログラムは、今年6月に実施された「リジェネラティブ・ツーリズム(再生可能な観光)」をテーマにした第1回に続き、今回が第2回の開催となります。
第1回に続いて舞台となったのは、大分県別府市。立命館アジア太平洋大学(APU)のグローバルな環境を拠点に、今回は「多様性を尊重し、誰もが参加できる社会づくり」をテーマに、リーダーシップの本質を探究しました。


多様な人が対等に参加し、それぞれの違いを強みとして活かすには、リーダーはどのような役割を果たすべきなのか。そして、価値観の異なる人々が集まる社会で、リーダーはどのようにして「共通の目標」を見出し、チームをまとめていくのか。講義・ワークショップ・フィールドワークを通して、生徒たちは深く探究しました。
また、APUの留学生や日本人学生がメンターとしてチームに加わり、多文化的な視点を取り入れた協働学習が展開されました。異文化コミュニケーション、アイデア創出、プレゼンテーションなど、グローバル社会で求められる実践的スキルを磨く、かけがえのない学びの時間となりました。


探究テーマ
すべての人が自分らしく平等に参加できる社会を実現するために、リーダーが果たすべき具体的な役割とは?
個人の違いを尊重するインクルーシブな社会において、リーダーはどう「共通の目標」を見つけ、周囲をまとめていくのか?
最終日は、「異なる文化が交わり、すべての人が共に学び・楽しめる空間(リアル or バーチャル)をデザインする」というテーマにし、「多文化共生を実現するイベント・ワークショップ構想」を提案しました。
どのチームの発表も、多様な人たちが“同じ目線”でつながり、互いの違いを尊重しながら共につくることを大切にしていました。


探究留学で、生徒たちは何を得たのか?
生徒たちは、リーダーシップを「誰かを率いる力」ではなく、“違いを理解し、共につくる力” として捉え直す経験を得ました。
自分とは異なる価値観や背景を持つ相手と向き合い、対話し、協働し、ひとつの目標に向かって進む——。その過程で、「相手を受け入れる姿勢」こそが、「インクルーシブ・リーダーシップ」の出発点であることを実感しました。


11月に壱岐島の探究留学プログラムが行われましたので、ニュースでお届けします。お楽しみに!
このプログラム、第一回目のニュース
