宇宙の日 × トレGOMI——“地球を守る”を体験で学ぶビーチクリーン&アクセサリーづくりイベントを実施しました
宇宙の日に“地球の未来”を見つめる特別学習を実施
11月20日、千葉キャンパスの生徒たちが宇宙の日の活動として、幕張の浜でマイクロプラスチックを回収する「トレGOMI」を実施しました。また、希望生徒は集めた素材からアクセサリー制作を行いました。

【集合写真】
人工衛星打ち上げの経験がつなぐ“宇宙”と“地球環境”の学び
クラーク記念国際高等学校では、2023年に宇宙探究部が人工衛星を宇宙へと打ち上げた経験があります。その記念日を「宇宙の日」とし、毎年“宇宙を学ぶ”企画を実施してきました。今年の千葉キャンパスでは、宇宙環境の一つとして「地球環境」に焦点を当て、以前に有志が参加した海岸清掃プロジェクト「トレGOMI」と連携したビーチクリーンを実施しました。
宇宙に広がる課題と同じように、地球にも人の行動によって生まれる問題があります。その一端であるマイクロプラスチックに触れ、環境を守る行動を“実感として学ぶ”ことが本企画の狙いでした。
幕張の浜でのトレGOMI:小さなゴミから環境問題を知る
当日は幕張の浜に集合し、約20分間のトレGOMIに取り組みました。清掃範囲は決められており、生徒たちはふるい、ざる、ピンセット、トングなどを使って、ペットボトルキャップよりも小さなマイクロプラスチックを丁寧に探しました。




【トレGOMIの様子】
アクセサリーづくり:ゴミが“新しい価値”に生まれ変わる体験
ビーチクリーン後は、有志生徒を対象にアクセサリーづくりのワークショップを実施しました。使用した素材は、以前のビーチクリーンで回収されたマイクロプラスチック。色や形の異なる小さな破片を選び、レジンを流し込んだ型にそっと配置していきます。
「どう組み合わせるときれいに見えるかな」「この色を入れたら海っぽい雰囲気になるかも」と、生徒同士で相談しながら制作を進め、世界にひとつだけのアクセサリーが完成しました。




【アクセサリー作りの様子】
Students Voice “自分ごととして考えられた”という気づきの声が多数
マイクロプラスチックってニュースでしか見たことがなかったけれど、自分の手で拾うと本当にあるんだと実感しました。
アクセサリー作りは楽しかったです。小さなゴミも、工夫すれば新しい形として生まれ変わると知りました。
地球環境の問題を、自分でも何かできるかもしれないと思えた1日でした。
砂と同化していて見つけるのが大変だった。
地球という“身近な宇宙”へのまなざしを育む学びに
今回の「宇宙の日」では、宇宙への関心を広げると同時に、地球という“身近な宇宙”について考える学びが生まれました。マイクロプラスチックを実際に回収する体験は、環境への意識を高める第一歩になりました。また、アクセサリーづくりでは、創造力だけでなく「問題を新しい価値に変える」という視点も身につけました。今後も千葉キャンパスでは、探究的な学びを通して、生徒一人ひとりが主体的に行動できる力を育んでいきます。