【宇宙の日】植松努さんが語る「思うは招く」──夢を語り、違いを認め、未来をつくる力を学びました
11月10日、宇宙の日を迎えた横浜キャンパスでは、株式会社植松電機代表の植松努さんをお招きし、「思うは招く」をテーマとした特別講演会を実施しました。ロケット開発の第一線で活躍する植松さんは、幼い頃に母から教わった「思うは招く(思うことで未来が動き出す)」という言葉を大切にしてきたと語り、生徒たちに「夢は大きさよりも数が大事。たくさん思い、たくさん喋るほど叶いやすくなる」と温かく伝えました。
講演では、人口減少が進む日本社会において「普通に合わせることよりも、疑問を持つこと・違いを大切にすること」が求められると指摘し、「違うことは素敵なこと。違いを否定せず、まず“素敵”と言える人になってほしい」と強調しました。さらに、ロケット開発における数多くの爆発実験の映像も紹介し、「失敗はダメではなくデータ。失敗こそが前に進む材料になる」と力強く語りかけました。
また植松さんは、ご自身の生い立ちや学校生活で感じていた葛藤を交えながら、「助けてと言えることは弱さではなく勇気。頼ることで人は成長し、助ける側も幸せになる」と、生徒たちが日々感じる不安に寄り添う言葉も届けました。探究を深める過程で、様々な迷いや悩みにぶつかっていた生徒たちからは、多くの質問が寄せられ、講演後の教室では感想を語り合う姿が見られました。
夢を語ることの大切さ、違いを肯定する勇気、そして失敗を恐れず挑戦する姿勢。植松さんの言葉は、生徒一人ひとりがこれからの未来を前向きに描く大きなきっかけとなりました。植松努さん、心に響く温かいメッセージをありがとうございました。
