【学習】選択授業「フィットネス」 ~紙1枚から学ぶ「経営」と「挑戦」~
フィットネスの授業では、チームで協力しながら取り組む「ペーパータワー」を実施しました。しかし、今回の活動はただ高いタワーを作るだけではありません。そこに“経営”という視点を加えた特別ルールで挑戦しました。
今回のルールは、
・タワーの高さ=売上(1cm=10万円)
・使用した紙の枚数=コスト(1枚=10万円)
・余った紙=ボーナス(1枚=5万円)
というものです。
つまり、「とにかく高く積めばよい」というわけではありません。高くするために紙をたくさん使えばコストがかかり利益が減ります。一方で、紙を節約しすぎると高さが出ず、売上が伸びません。どのような形にするのか、何枚使うのか、チームごとに作戦を立てるところから活動がスタートしました。
最初の挑戦では、多くのチームが試行錯誤の連続でした。高く積み上げても途中で倒れてしまったり、安定性を重視しすぎて高さが出なかったりと、思い通りにはいきません。しかし、生徒たちは失敗をそのままにせず、「次はこうしてみよう」「紙の使い方を変えよう」「土台を広くしよう」などと話し合いながら改善策を考えていました。
そして2回目の挑戦では、1回目の反省を生かしながら再チャレンジ。どのチームも計画を修正し、より利益を出すための工夫を凝らしていました。活動の中で自然と実践していたのが、Plan(計画)→Do(実行)→Check(振り返り)→Action(改善)の「PDCAサイクル」です。
生徒たちは、実際にタワーを作りながら「計画だけではうまくいかないこと」「失敗から学んで改善することの大切さ」を体感していました。また、チーム内で意見を出し合い、役割を分担しながら協力する姿も多く見られました。
学校生活でも同じことが言えます。テスト勉強や部活動、学校行事など、結果を出すためにはまず計画を立て、実行し、振り返り、改善していくことが大切です。今回のペーパータワーは、単なるゲームではなく、成果を出すための考え方を学ぶ機会となりました。
これからの学校生活でも、今回体験したPDCAサイクルを意識しながら、自分なりの目標に向かって挑戦を続けてほしいと思います。紙1枚から始まった活動の中に、未来につながる大切な学びがたくさん詰まっていました。

