「答えに満ちた現代」だからこそ「答えのない問い」を!~公民科の授業紹介~
公民科の面白さって何だろう??
「公民」と聞くと、「法律や経済について暗記する科目」というイメージをもつ方も少なくないかもしれません。
しかし、公民科の本当の面白さは、単に知識を覚えることだけではありません。公民科の面白さは、身近な社会の出来事について「自分だったらどう考えるだろう?」「もっといい選択肢はないのかな?」と考え、自分なりの答えを深めていくことにあります。
クラーク記念国際高等学校鹿児島キャンパスの公民科では、知識を一方的に教える授業ではなく、生徒たちが「答えのない問い」についてじっくりと考え、対話し、議論する授業を大切にしています。
今回は、そのような公民科の授業の中で生徒たちが頭に汗をかきながら、じっくりと考え、学んだ活動の一部を紹介します!
「正解のない問い」について考えよう!
さて、突然ですが、「自由」とは何だと思いますか?
私たちが当たり前に使っている「自由」という言葉。
皆さんは、その意味についてじっくりと考えたことはありますでしょうか?
ある日の授業では、「『自由権』で保障される自由って何だろう?」というテーマで議論を行いました。生徒たちからは、「そもそも自由な状態って何?」「やりたいことをやるだけが自由ではないんじゃない?」など、様々な意見が飛び交いました。
一見すると簡単そうな問いですが、考えれば考えるほど「自由」という言葉の奥深さに気づかされます。「でも、それって…」や「確かに!」といった対話を重ねながら、生徒たちは答えのない問いについてじっくりと考えを深めていきました!

探究的な問いに挑戦!「ロボットは人間と呼べるのか?」
「答えのない問い」のさらなる発展として、公民科の授業では探究的な活動にも取り組んでいます。
1年生の公共の授業では、「高度に発展したロボットは、人間と呼べるのか」という探究的な問いについて考えました。
まずは、問いについて考えを深めるために、「人間とは何か」について考えを整理します!
「人間を人間と判断するための材料」とは何か。思いついたことを付箋に書いてペタペタと貼っていきます。
「呼吸をする」「感情がある」「血が流れている」などの意見が挙げられる一方で、「恋をする」「神様を信じる」「美しさを絵で表現できる」などのオリジナリティあふれる意見も挙げられました!





さあ、その後はグループごとにサブクエスチョンを設定し、発表用のスライドを作成します。
「高度に発展したロボットは、人間と呼べるのか」という問いについてグループごとに探求していきます!




上のスライドは、実際に生徒たちが作成したスライドの一部です。
問いに対する自分たちなりの考えを発表し、お互いに質問し合う姿が非常に印象的でした!
これらの意見やスライドは、すべて生徒たちが自ら考え出したものです。
柔軟な考えをもつ高校生だからこその本当に素敵な思考ですね!
「答えに満ちた現代」であるからこそ「答えのない問い」を!
さて、今回ご紹介した公民科の授業はいかがだったでしょうか。
生成AIの発達により、現代は知りたいことがあればすぐに答えへとたどり着ける便利な時代になりました。
そのような「答えに満ちた現代」であるからこそ、「答えのない問い」について考えることが重要であると考えられます。
これまでの学習はこちら!


