クラスの団結力がカギ!球技大会に向けたエントリー決め
5月14日、クラーク記念国際高等学校千葉キャンパスでは、月末に開催される球技大会に向けて、クラスごとの種目エントリー決めが行われました。笑顔と真剣さが入り混じる中で、生徒たちは得意な競技に積極的に手を挙げ、クラスの勝利を目指して作戦を練る姿が見られました。

【エントリーをみんなで決めている様子】
チームワークを高める第一歩
この活動の目的は、5月下旬に予定されている球技大会に向けて、参加種目のエントリーを各クラスで決定することです。球技大会は、毎年本校で行われる大切な学校行事の一つ。競技を通じてクラスの団結力や協調性を育む機会として位置づけられており、生徒たちにとっては学年を超えて交流するきっかけにもなります。
今回は、単なる出場者決めではなく、自分たちでクラス全体のバランスを見ながら決定していく「自主的な運営」に重きを置いて実施されました。
自分の得意を活かして、クラスのために動く
当日は、クラス単位で話し合いを進めながら、それぞれの競技(例:バレーボール、ドッジボール、バスケットボールなど)に出場するメンバーを決定していきました。学級委員を中心に、生徒同士が主体的に話し合いを進める様子は、日頃からの信頼関係とチームワークの成果を感じさせるものでした。
「自分が出ることでクラスが有利になるなら」と、自分の得意な競技に手を挙げる生徒たち。その一方で、希望する種目が重なった際には、互いに譲り合う場面も見られ、クラス内での温かなやり取りが印象的でした。
あるクラスでは、最後まで候補が決まらなかった種目について、立候補者がいなければ全体でじゃんけんをするというルールを即席でつくり、公平性を保ちつつ、和やかに決定していく姿も見られました。

【エントリーをめぐって話し合う様子】
生徒の声から見える成長
自分が出たかったけど、他の人がもっと得意だから譲った
勝ちたいからこそ、全体のことを考えて種目を選んだ
一人ひとりの行動が、クラスを動かす力に
今回のエントリー決めを通して、生徒たちはただ競技に参加するのではなく、クラスの一員としてどう貢献できるかを真剣に考える姿勢を見せてくれました。教員からは「生徒だけでスムーズに進行できていて、主体性がしっかり育ってきていると感じた」とのコメントもあり、日頃の探究型学習やPBLの成果が、こうした日常の活動にも確実に表れていることが実感されました。
月末の本番に向けて、生徒たちは今後、放課後の練習や作戦会議を行っていく予定です。今回の係決めをきっかけに生まれたクラスの一体感が、球技大会当日の活躍へとつながっていくことでしょう。
千葉キャンパスでは、こうした日常の一つひとつの活動を通して、「自信と可能性を広げる場所」としての教育を実践しています。今後も、生徒たちの成長の一場面を丁寧に伝えていきます。