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江戸時代へタイムトラベル!――歴史の中で旅を計画する探究授業

3年生の日本史探究の授業で、江戸時代に「転生」して旅の計画を立てるユニークな授業が行われました。教室には笑顔と驚きがあふれ、想像力を働かせながら歴史を体感する生徒たちの姿が印象的でした。

【授業の様子】

目次

歴史を「知る」から「感じる」へ――授業のねらい

この授業は、10月16日と20日に実施された3年生スクーリングの日本史探究の一環として行われました。テーマは「江戸時代の旅を計画してみよう」。
ねらいは、江戸時代の交通や街道、宿場町のしくみを単に知識として学ぶのではなく、「旅行」という身近なテーマを通して実感を伴って理解することにありました。

生徒たちは現代の旅行と比較しながら、江戸時代の旅の特徴や不便さ、そして現在に受け継がれている交通のあり方を考察。たとえば、東海道や中山道といった街道がどのように整備され、人や物の流れを支えていたかを調べ、現代の高速道路や電車などの公共交通機関とのつながりを探りました。

江戸の旅人気分で計画づくり――授業の進行

授業の中心は、「江戸時代の旅行計画」づくり。
「どの街道を使う?」「どの宿場町に泊まる?」「持ち物は?」「旅の目的は何?」など、まるで旅行会社の企画会議のような盛り上がりを見せました。生徒たちは教科書やインターネットの情報から旅程表を作成。「江戸から京都まで徒歩で何日かかるの?」「当時の食事や宿泊費っていくら?」といった素朴な疑問から、江戸時代の生活文化に興味を広げていきました。

【江戸時代の旅行を計画する生徒】

Students Voice――「歴史がぐっと身近になった」

授業後、生徒たちは口々に「歴史が遠い話じゃなくなった」と語っていました。

江戸時代の人も“どこへ行こうかな”ってワクワクしてたんだろうなと思うと、ちょっと親近感がわきました

現代の旅行アプリと比べると不便だけど、人同士の会話や道中記が旅を支えていたのが面白かったです

地図を調べるのが楽しかった。千葉にも宿場町があったことを初めて知りました

こうした発言からも、教科書では味わえない「歴史を生きる」体験になったことがうかがえます。

現代と過去をつなぐ学び――探究の先にあるもの

今回の日本史探究では、江戸時代の交通や文化を調べるだけでなく、現代とのつながりを見つけることが重視されました。
かつての街道が今も主要道路や電車の通り道として使われていることや、宿場町が観光地として再生していることなどを知った生徒たちは、「昔の人の工夫が今も生きている」と感じたようです。

クラーク千葉キャンパスでは、こうした「体験を通して考える授業」を大切にしています。知識を詰め込むのではなく、自ら調べ、考え、発見することで学びを自分のものにしていく、その積み重ねが、生徒一人ひとりの「自信」と「可能性」につながっていきます。今を見つめ、未来へとつなぐ、そんな学びの旅が、これからも続いていきます。

【授業の様子】

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