【学習】 「保健体育」授業 ~ユニバーサルスポーツを体験~
1学年の保健体育授業では「ボッチャ」が行われていました。ボッチャは、年齢や障がいの有無に関わらず誰もが楽しめるユニバーサルスポーツで、東京パラリンピックでも話題となった競技です。今回は、文化祭に向けた団結力の向上や、仲間とのコミュニケーションを深めることを目的に授業を実施しました。
生徒たちは最初こそ「ボッチャって何?」「難しそう」といった反応を見せていましたが、ルールを覚え、実際にボールを投げてみると一気に雰囲気が変わりました。チームに分かれて試合を行う中で、「次どう投げる?」「ナイス!」と声を掛け合いながら、和気あいあいとした空気が広がりました。勝敗にこだわりすぎず、相手チームとも笑顔で交流する姿が見られ、スポーツを通じた自然なコミュニケーションが生まれていました。
特に印象的だったのは、普段あまり関わりのないクラスメート同士が、ゲームを通して積極的に話をしていたことです。互いに作戦を考え、励まし合う中で、自然と距離が縮まり、クラス全体の一体感が強くなっていく様子が感じられました。また「このメンバーで何かをやりきる」ことの大切さを、ボッチャという競技を通して実感する機会にもなりました。勝ったチームも負けたチームも、お互いの健闘を讃え合い、終始前向きな雰囲気で授業が終了しました。
今後もこうした体験を通して、生徒たちが互いを尊重しながら協力する力を身につけていくことを期待しています。ボッチャは、単なる競技にとどまらず、「人とつながる楽しさ」を教えてくれる素晴らしい学びの場となりました。

