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【学習】 「保健体育」授業 ~飲酒と健康:「お酒の広告を批判的に考える」~

 1学年は「保健体育」授業の一環として「お酒の広告を批判的に考える」という学習を行いました。私たちの生活の中には、テレビやインターネット、コンビニや駅構内など、数多くのお酒に関する広告があふれています。生徒たちは普段何気なく目にしている広告を取り上げ、その意図や工夫を分析する活動に取り組みました。

 授業ではまず、「広告のターゲットは誰なのか」「売るためにどのような工夫がされているのか」「隠されているリスクは何か」といった観点を提示しました。その上で実際のビールやチューハイの広告を題材に、グループごとに意見を出し合いながら考えました。例えば「爽やかなイメージで若者を引きつけようとしているのでは」「楽しい場面だけが強調されていて、健康被害や事故の危険は隠されている」など、生徒たちからは鋭い指摘が相次ぎました。

 また、アルコールは20歳にならなければ飲めないものであり、未成年の飲酒は法律で禁止されていることも改めて確認しました。ニュースで報じられた飲酒による悲惨な事故や、未成年の飲酒が社会的に大きな問題になることも紹介し、生徒たちが自分ごととして考える時間を持ちました。

 授業の最後には、「お酒の広告だけでなく、SNSやネット記事など、情報社会には多様なメッセージがあふれている。だからこそ、一方的に受け取るのではなく、批判的に捉えて主体的に判断することが大切だ」というメッセージを共有しました。

 今回の学習を通じて、生徒たちが広告や情報に流されず、自ら考え、健康で安全な生活を送る力を培うきっかけになればと願っています。

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