【10月の教室から】「食欲の秋」に見直したい、大豆のちから
皆さん、こんにちは♬
朝晩が涼しくなり、秋の深まりを感じるようになってきましたね。10月は「実りの秋」、そして「食欲の秋」。
今回は、授業や日々の学校生活の中で、あらためて注目したい「大豆」についてお話ししたいと思います。
《大豆は日本の伝統を支える食》
大豆は、納豆・味噌・豆腐・しょうゆ・きなこなど、あらゆる加工食品に姿を変え私たちの食卓に欠かせない存在です。
生徒の中には「しょうゆも大豆から作られてるの!?」と驚く声も多く、日常にあるけれど“見えていなかった”大豆の存在に気づくきっかけになっています。
神戸三宮キャンパスにも大豆を植えたプランターがあります。生徒の皆さん、キャンパスにご来校いただいた皆様、これからキャンパスにお越しくださる皆様、ぜひ大豆プランターをご覧ください😊
10月は「枝豆」から「完熟大豆」へ
10月は、大豆が完熟へと向かう季節です。夏の終わりには枝豆として収穫されていたものが、秋には乾燥されて本来の「大豆」として利用されます。
近年では、農業体験や総合学習の一環として「大豆の栽培」や「味噌づくり」などを取り入れる学校も増えています。
食に関する学びを“体験”することで、生徒の理解が深まり自分たちの生活とつながっていることを実感しやすくなるそうです。
教育現場で感じる「食」への関心の広がり
生徒の皆さんの間でも「食」に対する関心が高まってきているように感じます。
SDGsの学びなど多様な食文化の理解など、大豆はそういったテーマとつながる重要な教材でもあります。
家庭科だけでなく、総合的な探究の時間や理科・地理といった他教科とも連携しながら、より多角的な学びを展開していきたいと考えています。
スーパーやコンビニで手軽に手に入る豆腐や納豆。
でも、それがどうやって作られているのか、どんな意味をもっているのかまで考える機会は普段なかなかありません。
だからこそ、秋のこの時期に、学校という場で「大豆」という食材について丁寧に向き合う時間を大切にしたいと感じます。
今後も、食を通じて生徒たちの「気づく力」「つながる力」を育んでいけるような授業を工夫していきたいと思います。