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特別活動「時田直也バリトンコンサート」

 6月3日(金)14:00~ アイティ7F リハーサル室にて、コンサートを行いました。豊岡市出石町、地域活動支援センター「ぴあのほか」からも10名の方が来場されました。

 「私が何を見ても反応しない赤ちゃんだったので、両親は、私を病院に連れて行きました。私は生後、半年で『未熟児網膜症』と診断され、医師は両親に『この子の目は現在の医学では、見えるようにはなりません。』と告げました。両親は大変ショックを受けました。

 ある日、父は私を抱いて、裏山へ散歩へ行きました。その時、風が吹き、赤ちゃんである私は風を受け、手足をばたつかせて喜んだそうです。

 その姿を見て父は『この子を育てていける。この子を育てていこう。この嬉しい気持ちは神様からの贈り物だ。』と思えたそうです。 父は私に、『お前が生まれてきてくれて本当に嬉しかった。』とくり返し言ってくれました。  父は亡くなり、今、この世にはいませんが、父の言葉を思い出す時、私には、何か大きな力が湧いてきます。」

木村くん(3年)の感想

 「僕もピアノを習っていました。隣に先生がいて、先生の弾き方を見て、ようやく弾けるようになりました。時田さんは(見えていないのに)弾けて、すごいと思いました。」

「ぴあのほか」田渕さんの感想  

「知っている曲が多かったです。僕はギターを弾いていて、もっとギターを弾きたい、と思いました。」

時田さんの大きな歌声は会場の一番後ろまで、はっきりと届きました。
きむらくん但馬のおみやげを手渡す木村くん(3年)

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