【探究×省察的実践力】アントレプレナーシップ探究に挑戦!
15のコンピテンシーを詳しく知りたい方はこちらからご確認ください。
1年生の生徒3名が東京キャンパスに集まり、他のキャンパスの仲間たちと一緒に「アントレプレナーシップ探究」に挑戦しました!
今回のテーマは「模擬会社づくり」。生徒たちはいくつかのグループに分かれて、それぞれが1つの会社を立ち上げました。役割も社長・財務・デザイン・生産・マーケティング・営業といった本格的な分担。製品はすべて「ポストカード」ですが、同じ商品を扱うからこそ、価格設定やデザイン、使いやすさで他社とどう差別化するかが大きなポイントとなりました。
各会社は、まず資金調達からスタート。投資家や銀行員役を務める先生に向けてプレゼン(ピッチ)を行い、集めた資金で布やスパンコールなどの材料を購入しました。試作品(プロトタイプ)を作った後は大量生産に取りかかり、さらにロゴやCMを作成して販売戦略を工夫しました。
競合するライバル会社があるため、どの会社も「どうすれば自社の商品を選んでもらえるか」を真剣に考え、値段を下げたり、オリジナリティあるデザインを打ち出したりと工夫を重ねました。最終的には売上や原価を計算し、会社としての成果を振り返りました。利益を出すことの難しさや、コスト管理の大切さを身をもって実感する場面もありました。
それでも生徒たちは他キャンパスの仲間と協力し合い、笑顔で活動。真剣に意見を交わしながらも、楽しそうにポストカードを作ったり、ユニークなCMを撮影したりする姿が印象的でした。
この1日を通して、生徒たちは「価値を生み出す力」や「仲間と協力して成果を出す大切さ」を実感するとともに、自分たちの活動を振り返り次につなげる省察的実践力も育むことができました。まるで本当に起業したかのような体験に、生徒たちは大きな達成感を得たようです。