【3学年】模擬選挙で数年後の未来を自分ごとに!
特別授業として、模擬選挙を実施しました。この取り組みは、政治参加の意義を実感し、主権者としての意識を高めることを目的としています。
現在の高校3年生の多くは、すでに選挙権を持つ世代です。今回の授業では、「いつか行使する権利」ではなく、「今まさに行使できる責任ある権利」としての選挙を意識した学びとなるよう工夫しました。
模擬選挙では、実際に神奈川区で立候補している全ての候補者について、生徒自身が調査・比較検討したうえで投票を行いました。候補者の政策や考え方を読み解き、自分なりの視点で「誰を選ぶか」を考える過程は、生徒たちにとって非常に有意義な経験となりました。
また、区役所から実際に使用されている投票箱と記載台をお借りし、本物に近い形で投票を体験することができました。記載台で静かに記入し、投票箱に投じるという一連の流れは、緊張感とともに責任感を伴うものでした。
生徒たちからは、「自分の一票が社会にどうつながるかを考えるきっかけになった」「投票するには情報を見極める力が必要だと実感した」など、主体的な声が多く寄せられました。
選挙を「遠い大人の話」ではなく、「自分の今と未来に関わること」として捉えられるようになること。今回の模擬選挙が、その第一歩になったのではないかと感じています。
