【教科探究】国語~絵本から児童文学までのディープな世界~
クラーク国際横浜キャンパスでは、教科の学びの中でも「探究型学習」を大切にしています。今回は、9月初旬に実施した国語の教科探究授業「絵本から児童文学までのディープな世界」をご紹介します。
この授業では、高校生が幼い頃に触れてきたであろう「絵本」と「児童書」を題材に学びを深めました。
「絵本」のパートでは、『もいもい』を中心に音象徴について考察しました。母音や子音の響き、濁音や促音がもたらす効果などを学び、特に「濁音は強さ・大きさ・重さのイメージにつながる」という研究から、ポケモンの進化系に濁音が多いことを知った生徒たちは大いに関心を寄せていました。その後、音と絵のつながりについても考察を深めていきました。
後半は「児童書」に焦点をあて、日本と海外の児童書の違いについて学びました。生徒たちが読んできた児童書は意外にも外国作品が多く、特に古い作品ほどその傾向が顕著です。その背景を探るため、100年以上にわたる児童書の歴史をたどりながら、生徒たちはその理由をじっくりと考えました。
幼い頃に親しんだ絵本や児童書を題材にすることで、本の持つ力や読む意味、作品が生まれた背景にまで思考を広げた今回の学び。
後期も、横浜キャンパスの生徒たちによる探究はさらに深まっていきます。この学びが、生徒たちの新たな気づきにつながりますように。