【教科探究】体育×理科 ~運動の裏技は理科だった?!~
クラーク国際横浜キャンパスでは、異なる教科を組み合わせた「教科探究授業」を実施しています。今回のテーマは理科と体育を融合させた「運動の裏技は理科だった?!」です。
授業では、指ハブを作って摩擦の働きを体感し、摩擦があるからこそ力を伝えやすくなる一方、摩擦がなければ動きを制御できないことを学びました。さらに、落下傘を自作して形や糸の長さを工夫し、空気抵抗をどのように利用すればゆっくり落下できるのかを試しました。
理科的な視点から動物の体の仕組みも考察し、チーターは肉球の摩擦で加速し、ペンギンは摩擦を減らして氷の上を腹ばいに進み、ヘビは獲物を逃さないよう摩擦を利用しています。鳥は羽や体の形を変えて空気抵抗を操りますが、人間はその代わりにフォームを工夫する必要があります。例えば、走るときの足の着き方や姿勢、さらには競泳水着のように水の抵抗を減らす工夫も、人間ならではの「科学で運動を強くする方法」です。理科の知識を実際の運動に結びつけることで、身近な動きの新しい見方を得られる授業となりました。。今回の学びを通して、生徒たちには理科の知識を日常生活や運動に応用し、自ら考えて工夫できる力を育んでほしいと願っています。