【教科探究】社会×英語 特別コラボ授業~偉人のプロポーズから読み解く「文脈の違い」~
横浜キャンパスでは、社会科と英語科の教員による特別探究授業を実施しました。今回のテーマは、「ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化の違い」。異なる文化間で生まれる“伝わらなさ”や“すれ違い”を、実際の歴史的な出来事と照らし合わせながら探究しました。
授業の冒頭では、「偉人のプロポーズ」シーンを各国文化に置き換えて比較するというユニークな導入からスタート。
日本的な“察する”表現、欧米的な“はっきり言う”表現の違いを体感的に学ぶことで、生徒たちは「言葉の奥にある文脈(コンテクスト)」の重要性に気づいていきました。
その後は、日本とアメリカの“文脈の違い”が実際にどのようなすれ違いや誤解を生んだのかを、「沖縄返還協定」を題材に考察。
日本語版と英語版の条文を比較しながら、「同じことを言っているはずなのに、ニュアンスが違う」「この訳だと意図が変わってしまうかも…」といった気づきが次々と生まれました。
特に、“米軍基地をめぐる認識のズレ”を取り上げた場面では、生徒から「これはただの訳の違いじゃない」「非言語的な要素が文脈の理解を補完している」という鋭い意見も飛び出しました。
授業の最後には、「コンテクストの差異を超えたベストプロポーズを考案しよう!」というテーマに帰着。「月がきれいですね。あなたとなら。」などとといった味わい深い探究の成果物が飛び交いました!
気が早いですがQ探冬の陣を控えている横浜キャンパス。夏の終わりに撒いた探究の種が芽吹くその時まで探究を進めていきましょう!