【選択授業・化学基礎】炎色反応の実験で実学体験
クラークさいたまキャンパスでは、総合進学コースの生徒については4時間目から6時間目までの授業が全て選択制となっています。自分の好きや得意をとことん活かせる授業がたくさん用意されており、1年生から3年生まで学年を超えた学習を進めることができます。
こちらの化学基礎の授業は、4時間目に選ぶことができます。クラークさいたまでは、通常化学基礎は2年生で履修する科目となっていますが、理科が大好きな1年生や、受験で使う3年生なども参加しています。
今回は、先週学んだ炎色反応について、実際に実験を行い炎の色を観察しました。今回はグループをいくつかに分け、5種類の白い粉を見分ける方法を考え、実際に実験の結果を見て分類をチーム対抗戦で行いました。


最初生徒からは、「見た目で判断する」、「舐めてみる」、「水に溶かす」などの意見が出ました。その中で、先週の授業で習った炎色反応を利用した分類が現実的であると考え、実際に白い粉にアルコールを加えたものに火を付けて、各班ごとに写真を撮ったり動画を撮ったりして記録を撮りながら観察を続けます。
教科書に載っている物質の炎色反応は確認したものの、教科書に載っていない物質の炎色反応はインターネットで検索を行い予想を立てます。


明らかに特徴のある色は予想が立ちますが、似た色、薄い色についてはなかなか意見がまとまらず苦労している様子が見られました。
最後に答え合わせをしたところ、今回は全問正解のグループはありませんでしたが、「次はこういう方法で調べたらどうだろう?」、「他の白い粉は何色になるんだろう?」と新たな問いを見いだす生徒もいました。
最後に、炎色反応を利用した物で花火について考えました。花火の玉はなぜ丸いのか? 最近見かけるハートの花火はどうやって作るのか? など、まだまだわからないことがあって化学の楽しさと難しさを改めて感じました。