【授業風景】夏の教科探究〜理科×夏~
クラーク高校さいたまキャンパスでは、夏休みを使って「夏の教科探究」というものを行なっています。各教科の特徴を活かしながら、一見すると関係あるのかな?と思われるような日常と結びつけた学びを生徒が好きな科目を選んで体験します。
理科では、生物・化学分野と物理分野の二つの授業を開催しました。今回はその中の生物・化学分野の授業風景を紹介します。
今回のテーマは「理科×夏」です。暑い夏は、水分補給が欠かせませんが皆さんは何を飲みますか?実際に生徒に水筒の中身を聞いたところ、水か麦茶と答えた生徒が多かったです。次に、シチュエーションごとに何を飲むかを考えます。グループごとに一つの答えと理由を考えていきます。「野球部の部活中だったら…」、「おじいさんが室内で扇風機で頑張っていたら…」、「小学生がエアコンの効いた室内でゲームをしていたら…」などそれぞれの年齢や状況に応じて適切な飲み物を考えました。
次に、熱中症について調べます。熱中症は、炎天下で起こる症状と思われがちですが、実は室内でも起こることがあります。また、汗をかく際の適切な飲み物も調べました。ビールや紅茶などは、実は熱中症には不適切な飲み物であることがわかり、夏のお父さんたちは常に熱中症の危険にさらされていることを知りました。最後に、経口補水液について実際にレシピをもとに作って味見をしました。
「思ったより甘い」、「美味しくない…」など、美味しいものに溢れた高校生には口に合わない様子でした。経口補水液の作り方を知っているだけで、災害時やいざという時に家族や大事な人たちを熱中症から守ることができるかもしれません。自分たちの学びが世の中の力になるかもしれないと知り、真剣にメモを取る様子が伺えました。