

“問いのチカラ”を育てる
探究学習
正解のない世界を楽しもう!
クラーク国際では、3年間を通して「人間力・探究力・創造力」を育てる独自の学びを行っています。
社会の課題に触れ、仲間と考え、地域や国内外へ学びの場を広げながら、
自分の興味から生まれる“問い”を形にしていきます。
今の社会には、誰かが決めた“ひとつの正解”はありません。
だからこそ、自ら課題を見つけ、考え、行動し、仲間と協力して答えをつくり出す力が求められています。
AIや情報があふれる時代に、新しい価値を生み出すのは、“自分で問いを立てられる人”。
クラーク国際の探究学習は、そのような「問いのチカラ」を育てる学びです。

探究学習のステップ
自分の問いを見つけ、
行動へつなげるプロセス。
自分の興味から“問い”を立て、考え、行動へとつなげていく。
その積み重ねが、未来を切りひらく力になります。

スキルラーニング

「人間力・探究力・創造力」で構成されるクラーク国際が育成を目指す資質・能力「CLARK Key Competencies」について理解します。

キャリア探究 Ⅰ

探究教材を活用して、探究の基礎的な学びを身につけます。グルーブごとに、企業が提示するMissionに挑み、アイデアを創出します。

キャリア探究 Ⅱ

「社会課題への取り組み」「企業の課題解決」「地域創生・貢献」等の答えのない問いに向き合い、探究学習をより深く学びます。

キャリア探究 Ⅲ

生徒自ら「問い」を立て、興味ある分野の課題に向き合います。最終的に大学入試にも活用できるように、ポートフォリオや論文等にまとめます。
探究学習プロジェクト
行動する探究──世界や地域が学びのフィールドになる。
地域や企業、海外など、実社会を舞台に“問い”を行動に変えていきます。
仲間と協力しながら課題に挑む経験が、自分の可能性をさらに広げます。


バリ
インドネシア・バリ島で、観光客の増加によるゴミ問題やカカオ農家のリアルな声に触れ、ニュースやネットでは伝わらない現実を体感し、真実を見抜く力を養います。プログラムの最後には、自分たちで考えた解決策や行動計画を発表します。世界の社会課題を学び、自分で解決策を考える力を身につけます。



期間/8ヶ月


淡路島
淡路島は、美しい自然と豊かな食に恵まれた一方で、人口減少や後継者不足といった課題を抱えています。現地の人々との対話やフィールドワーク、土地の食材を味わうこと通じて、地域の今を自分の目で見つめ、課題の背景にある思いを学びます。最後には、自分たちなりの解決策や行動計画をまとめ、地域の未来を考える力を育てます。



期間/8ヶ月


別府
「再生可能な観光」をテーマに、別府市と湯布院を舞台に学びます。拠点は、世界中から学生が集まる国際色豊かな立命館アジア太平洋大学。大学の留学生メンターと、グループワークやプレゼンテーションに取り組みます。持続可能な地域のあり方を問い、未来につなげる視点など、グローバル社会で求められる力を育みます。



期間/8日


八ヶ岳
八ヶ岳のふもと、長野県諏訪郡の「富士見スコレー」で、星空の観測に挑むプログラム。星が輝く夜、澄んだ空を見上げながら、宇宙の広がりと自然の神秘を体感します。全国から集まった仲間と語り合い、星を見つめる時間を共有する中で、それぞれが“自分の中の宇宙”と向き合い、学びと感動を深めていきます。



期間/8日


ハワイ
ハワイ島の新拠点「SOSHI AlohaCamp」のプログラムディレクターに、自然体験教育の経験豊富なJulie Rogers 氏が就任。「自然・環境」「宇宙・科学・天文学」「文化・歴史」をテーマとした様々な体験や、ハワイ島の大自然の中で、自分の未来や可能性を見つめ直す特別な時間が過ごせます。



期間/8日


韓国
教育連携協定を結ぶ釡山・東西大学で、学生寮に滞在しながら現地学生や留学生と交流し、リアルな韓国生活を満喫します。韓国語の授業は初級~中級レベルにクラス分け。韓国料理づくりや伝統工芸などのカルチャー体験も充実しています。さらに、ショッピングやカフェ巡りで最新の韓国トレンドを体感したり、K-popダンスにも挑戦できます。



期間/12日

成果をアウトプットする場所
「CLARK AWARDS」
Countdown to
days
hours
minutes
seconds
ここから、未来への一歩が
はじまる。
「CLARK AWARDS」は、クラーク国際での学びを通して培った知識や探究の成果、
独自のアイデアを1年間かけて磨き上げ、その集大成を発表する場です。
プレゼンターは全国の生徒の中から複数回の選考を経て選出され、代表としてステージに立ちます。
この大会への挑戦は、クラーク国際のスケールメリットを活かした全国規模での競い合いの機会となり、
生徒の自信を育むだけでなく、互いに刺激を受けながら新たな発見や研究の発展へとつながります。
また、ステージで発表することは「ゴール」ではなく、企業・大学・地域とのネットワークを広げる
きっかけとなり、次なるアクションへと踏み出す「スタート」にもなります。


2024年度 最優秀賞
受賞作品紹介
4つの“問い”が描いた、
未来へのストーリー。
全国のキャンパスから選ばれた、最優秀プロジェクト。
多様な探究から生まれた、生徒たちの学びと成長をご紹介します。
探究部門 最優秀賞 村山さん / 齋藤さん

海を汚す油と、捨てられてしまう髪の毛——。一見関係のないこの2つの課題を結びつけたのが今回の研究です。私たちは、英語の授業で学んだ「生物模倣(バイオミメティクス)」をヒントに、髪の毛が油を吸着する力に着目。実験を重ねた結果、髪の毛は炭の約5000倍の吸着力を持ち、水に浮かぶ油をきれいに取り除けることが分かりました。原料の髪は美容室から回収し、廃棄費用削減にもつなげます。
加工した髪を「あぶらとり髪」として家庭の油回収に活用し、回収した油はJALの再利用システムに組み込み、航空燃料としての再生を目指しています。
しかし、環境を守るには再利用率を上げるだけでは足りません。実際に海に流出する油にも目を向け、「あぶらとり髪」を再利用して海の油の回収にも活用します。
私たちは現在、三菱重工と連携し、海上実験の準備を進行中。将来的には、陸・海・空の3方向から環境保全に貢献する循環型プロジェクトとしての展開を目指しています。
熱中部門 最優秀賞 松村さん

ニホンザリガニについて調べ始めたとき、先行研究がほとんどないことに気づきました。「ないなら自分でやってみよう」と思い、3年間研究を続けてきました。札幌市内160か所の河川を調査した結果、ニホンザリガニは北側の狭く浅い湧水地帯や用水路に多く生息していることが分かりました。しかし、生息数は2022年度から2023年度にかけて31匹減少。気温上昇や開発の影響が大きく、北海道新幹線の工事による環境悪化も懸念されます。
そこで私が提案するのが「環境アセスメント改革」です。環境アセスメントとは、開発前に自然環境への影響を評価し、保全策を検討する仕組みのこと。現行制度では100ヘクタール以上の大規模事業しか対象にならず、小さな河川や湧水地のような繊細な環境は守られにくいのが現状です。
私は、地域の実情や希少種の生息状況に合わせ、柔軟な基準を設けることが必要だと考えています。例えばニホンザリガニは札幌の北側で湧水がある地域に多く見られました。このような場所では湧水の開発を制限するなど、その地域特有の生態系を守る具体的な配慮が求められます。
「環境アセスメント改革」とは、地域ごとの特性に合わせて環境基準を見直し、小さな自然も見落とさずに守るための新しい仕組みです。
宇宙QUEST部門 最優秀賞 重松さん / 船間さん

私たちは「未知なる宇宙資源を活用した、日本発の持続可能なビジネス」として、宇宙空間で幹細胞を培養する再生医療衛星プロジェクトを提案します。
無重力環境では幹細胞が未分化状態を保ちやすく、免疫拒絶反応も起こりにくいことが分かっています。そのため、宇宙で培養した細胞の生着率は地上の約7%に対し80%と大幅に向上し、成長速度も14日で8倍に達するなど、医療技術の革新が期待されます。
運用方法は、ヒトの骨髄から採取した幹細胞を搭載した衛星を宇宙へ送り、培養エリアで培養・冷凍エリアで保存したのち、耐熱カプセルで地上に回収し手術に活用します。衛星にはイオンエンジンを搭載し、約15年間の運用が可能です。太陽光による温度上昇にはサンシールドを使用し、栄養供給にはISSで廃棄される排泄物を再利用します。
この仕組みを国家単位で展開し、「Beyond Earth – Sustainable Space Regeneration 地球を超えて ― 持続可能な宇宙再生」の実現を目指します。
英語探究部門 最優秀賞 田中さん / 殿川さん / 堀切さん

私たちは、制服の再利用を通じて環境と家計にやさしい仕組みをつくる
「CUS(Circulating School Uniform System)」プロジェクトを立ち上げました。制服一式の購入費が、多くの家庭にとって大きな負担となっています。
調査の結果、保護者の92%、生徒の78%が「制服が再利用できること」を知らないことが分かり、まずは認知拡大を目的にポスターを制作し、校内での周知活動を行いました。しかし、ただ再利用を呼びかけるだけでは不十分だと考え、学校が卒業生などから制服を回収し、品質をチェックした上で新入生に提供する「CUSシステム」を構築しました。 この取り組みは、家庭の経済的負担を軽減するだけでなく、制服の廃棄を減らすことで環境保護にもつながります。
ファッション産業は世界のCO₂排出量の約10%を占めており、制服の循環利用を広げることで、より持続可能な社会の実現を目指します。今後は、この「CUSシステム」を日本中の高校へ広げていきたいと考えています。

2023年度 受賞作品紹介
探究部門 最優秀賞 上田さん

小学生向けの実験ワークショップにボランティアとして参加したことが、私の原点です。子どもたちが目を輝かせながら実験に取り組む姿を見て、「もっと身近に科学の楽しさを伝えたい」と感じました。そこから「誰でも実験を楽しめる環境をつくる」という思いで、実験教材開発プロジェクトを立ち上げました。
その一環として開発した「マイクロスケール実験キット」は、家庭でも安全に実験できるよう設計されています。身近な調味料や洗剤のpHを調べられ、少量の試薬で結果がわかる環境にも優しいキットです。実験結果をSNSで共有できる仕組みも整え、全国の子どもたちが学びをつなげられるようにしました。
現在は学会での発表を通して改良を重ねながら、フリースクールや学童保育で実演活動を続けています。科学の楽しさを多くの子どもたちに届けることが、今の私の目標です。
探究部門 視聴者投票第1位 伊藤さん

私は幼いころから恐竜が大好きで、将来は恐竜研究者になることを夢見てきました。クラーク国際に入学してからは、その夢を現実に近づけるために恐竜同好会を立ち上げ、仲間と一緒に化石の調査や標本作りに取り組んできました。
さらに、文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」の奨学金を利用してカナダに留学し、世界最大の恐竜博物館・ロイヤル・ティレル博物館で本格的な古生物学を学びました。現地の学会では教授や研究者と交流し、ラプトルの牙やハドロサウルスの背骨など、50点以上の化石を発見。自ら行動してカルガリー大学の古生物学者ダーラ・ゼレニツキー博士とも面会し、博物館のバックヤードを見学するなど貴重な経験を得ました。
これらの体験を通して、「恐竜への熱い心」をさらに強くし、専門的な知識だけでなく、研究者としての姿勢や人とのつながりの大切さを学びました。私の夢は、世界中の人に恐竜の魅力を伝える研究者になることです。






