通信制高校に通うと「人生終わり」？本当のところを徹底解説

2025年10月28日

「通信制高校に通う＝人生が終わり」だと不安に感じてしまう方は少なくありません。進学や就職に不利になるのでは、世間からの目が気になるのでは、といった心配はよく耳にします。

しかし実際には、通信制高校は今や全国で273校（2023年度時点）にまで増加し、高校生全体の約1割が通う一般的な選択肢になっています。時代とともに学び方は多様化し、「人生の終わり」どころか、新しい未来を切り開ける学びの形として注目されています。

なぜ「通信制高校＝人生終わり」と言われてしまうのか？

こうした不安は、主に4つの「思い込み」や「古いイメージ」によるものです。

1. 全日制こそ「普通」という固定観念

確かに全日制高校に比べれば、通信制高校の生徒数はまだ少数派です。しかし近年では通信制の在籍者数は30年間で約50％増加。オンライン授業や自宅学習の自由度を理由に、あえて選ぶ生徒も増えています。
「普通ではない」というよりも、「自分に合った学び方を選ぶ時代」になりつつあるのです。

2. 進学や就職に不利という誤解

通信制高校を卒業すれば、全日制と同じ「高卒資格」を取得できます。就職率は全日制と大きな差はなく、むしろ資格取得や専門スキルを活かしてキャリアを築く卒業生も増えています。
大学進学率が低めに出るのは、進学以外を希望する生徒が多いことも一因。実際には、指定校推薦枠や受験対策コースを備えた通信制高校も増え、大学進学を目指すなら十分にチャンスがある環境です。

3. 周囲からの目が気になる

「昔は不良が行く学校」というレッテルがあったのは事実です。しかし最近の調査では、約42%が通信制高校に「良いイメージ」を持ち、25%は「特に悪くない」と回答しています。
不登校経験者、芸能活動に専念する生徒、プロゲーマーを目指す若者など、背景はさまざま。むしろ「自分のやりたいことに時間を使いたいから通信制」という前向きな理由で選ぶ生徒が増えています。

4. 普通の学校生活を送れないのではという不安

通信制と聞くと「ずっと一人で勉強」と思われがちですが、実際には学校行事や部活動に力を入れる学校も多数あります。週5日登校型から年数日の集中スクーリングまで幅広く選べ、自分のペースで学びつつ、友人関係や青春を楽しむことも可能です。

通信制高校で後悔しないために大切なこと

自由度が高い分、自分でペースをつくることが大切です。

必ず卒業する意志を持つこと
中退してしまうと「中卒」となり、進学や就職の選択肢が大きく狭まります。高卒資格は人生の基盤になるため、計画的に学習を続ける覚悟が必要です。
「好き」を見つけて伸ばすこと
通信制は時間の自由度が高いので、音楽・デザイン・スポーツなど、自分のやりたいことに打ち込めます。それが将来の強みや武器になっていきます。
小さな目標を積み重ねること
自由時間が多いからこそ、日々のルーティンや達成可能な目標を設定することが大切です。小さな成功体験の積み重ねが自信につながります。

クラークNEXT東京の場合

通信制高校のなかでも「進学力」に特徴を持つのがクラークNEXT東京です。

大学進学率は73.2％
全国平均（約26％）を大きく上回る実績を残しています。単に高卒資格を得るだけでなく、その先の進路にしっかりつなげているのが強みです。
難関大学進学クラスを設置
「大学進学を考えているけど、自分の力に不安がある」「難関大学を目指したい」という生徒には、特別なカリキュラムが用意されています。教材費24,000円のみで受講可能な進学クラスでは、プロ講師の授業やコーチングを受けられ、外部予備校に頼らなくても受験対策が可能です。
「好き」と進学の両立が可能
デザイン・eスポーツ・英語など、生徒が「好きなこと」に打ち込みながら、大学進学実績をしっかり積み上げている点も特徴です。例えば、デザインを学びながら美大進学を目指す、英語を伸ばしながら国際系の学部を志すといった形で、「期限を決めて好きを伸ばしつつ進学を叶える」学びが実現します。