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【eスポーツ】NASEF全日本高校eスポーツ選手権(LoL部門)全国大会に、クラーク札幌大通「ラグナロクEX」が出場!堂々の全国3位に!

12月13日、クラーク札幌大通(連携校札幌大通キャンパス)eスポーツコースのチーム「ラグナロクEX」が、NASEF JAPAN 全日本高校eスポーツ選手権 リーグ・オブ・レジェンド(以下、LoL)部門の決勝大会に出場しました。

壇上で挨拶するリーダー・佐藤さん
試合前の握手の様子

9月の予選ブロックを勝ち抜いた4チームで参加校141校の頂点を決める今大会。会場の熱気と緊張が入り混じる中、5人は日々の練習で磨いてきた技術とチームワークを武器に、準決勝の相手であるルネサンス豊田高等学校との試合に挑みました。

序盤に続いた硬直状態

「ラグナロクEX」は攻めのスタイルを得意とするチーム。キャラクター選択では狙い通り、相手の戦術を封じ、自分たちの強みを活かせる選択ができ、理想的なスタートでした。

メンバーで話し合いながらチャンピオンを決めていく
順番に選択されていくチャンピオン

しかし序盤、会場特有の緊張感もあり、双方が慎重になりすぎたことで硬直状態に。普段なら得意の攻めて主導権を握るはずが、一歩踏み出す判断が遅れ、リズムをつかめないままに中盤の集団戦で流れを明け渡してしまいました。

相手チームとの戦いの様子。終始劣勢に立たされてしまう

特にチーム司令塔で中心的存在の小松さんの動き出しがいつもより出遅れてしまい、普段から彼への依存度が高かった分、序盤のわずかな連携のズレが戦局に大きく響いてしまいました。

それでも途切れなかった掛け声と連携

劣勢が続く展開の中でも、選手たちのボイスチャットから聞こえたのは、諦めではなく、勝ち筋を探す声の掛け合いでした。普段あまり話さないメンバーも終始声を張り、何度も劣勢を立て直そうとするその様子は、側で観戦していたコーチにもしっかりと伝わったといいます。

最後まで諦めず、5人で声を掛け合った

5人全員で流れを引き戻そうと必死に挑み続けたものの、力及ばず敗北。全国3位の結果となりました。それでも、試合後の彼らは、笑顔と充実感に満ちた表情に満ちていました。

表彰式で挨拶するメンバー
堂々の全国3位のメダル

出場チームの中で一番楽しめたと思う

試合後、5人が口を揃えて語ったのは「楽しめた」という実感。勝敗を超えて大会そのものを楽しみ、他校の選手へのリスペクトを忘れない姿は、eスポーツの健全な競技文化そのものでした。

左から、細川コーチ、松浦さん、吉田さん、佐藤さん、小松さん、石口さん、顧問の福島先生

最後に、側でチームを支え続けてきた細川コーチはこう言います。

「eスポーツは競技的に取り組むだけが全てではない。自分の特性や強みを発見できたり、チームメンバーや対戦相手とのつながりを深められる可能性を秘めています。

特にLoLは性格や人間性がすごく出ると思っていて、ゲームの至るところに彼らの攻めの姿勢が現れていると感じました。その攻めの姿勢や積極性を忘れずに、卒業後も大学や就職先のいろんな場面で、このLoLを通じて学んだことを活かしていってもらえたら嬉しいです」

選手たちのコメント

●佐藤さん(リーダー)

「攻めの場面で攻め切れなかったことに後悔してます。でもこの3年間教えてもらったことを全て出し切れたと思うので、後悔はありません」

●小松さん(副リーダー)

「序盤で相手の強敵を一人で倒せたのは良かった。出場した4校の中で一番試合を楽しめたんじゃないかなと思います」

●石口さん

「緊張して必殺技が雑になったのは反省。でも苦手だったレーン戦で差をつけられたのは自信になった。何より楽しかったです」

●吉田さん

「課題だったCS(クリープスコア)を一番多く取れたのが嬉しかった。試合後の写真もサインも、一番楽しんだ自信があります」

●松浦さん

「悔しさはあるけれど、それ以上に楽しめました。練習よりコール(指示)ができたのが収穫です」

次なる世代へ —— 札幌大通のeスポーツの挑戦は続く

今大会に挑んだ3年生はこれが最後の全国大会。しかし、彼らの背中を見て育ってきた後輩たちは着実に力をつけており、既に来年のチームにも大きな期待が寄せられています。

「来年こそは優勝を!」を合言葉に、今後も札幌大通校 eスポーツコースの挑戦は続いていきます。これからも、皆様の熱い声援をよろしくお願いします!

笑顔でメダルを掲げる「ラグナロクEX」のメンバー

クラーク eスポーツコース・専攻 設置拠点

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