【高校生活の一日】真剣なまなざしと挑戦が光る——3年生スクーリングの様子
6月3日、クラーク記念国際高等学校千葉キャンパスで行われた3年生のスクーリングでは、生徒たちが真剣な眼差しで学びに向き合う姿が印象的でした。特に総合学習の時間Ⅲでは、小論文に取り組む生徒たちの姿から、確かな成長が感じられました。
スクーリングの背景と目的
本校では通信制高校として、単位取得に必要な面接指導=「スクーリング」を年に2回実施しています。6月3日に行われたこの日のスクーリングもその一環ですが、目的は単なる出席や課題消化ではありません。学年が上がるにつれ、学びはより実践的・発展的な内容へと移行します。特に3年生は、進路選択を控えた大切な時期。総合学習で行われる小論文の執筆は、大学入試や専門分野への進学、社会で求められる表現力や論理的思考力を身につけるうえでも重要な学びです。
目の前の課題にまっすぐ向き合う——当日の授業風景
スクーリング当日は、朝から3年生の生徒たちが落ち着いた様子で教室に集まり、各教科の授業に集中して取り組んでいました。中でも注目されたのが、総合学習の時間に実施された小論文の執筆活動です。

【小論文を書く生徒の様子】
最初は「何を書けばいいかわからない」と手が止まってしまう生徒もいましたが、教員と相談しながら書き進めるうちに、自分の意見を文章にまとめられるようになっていきました。テーマに向き合い、自分の言葉で考えを伝えるという経験は、多くの生徒にとって新鮮であり、挑戦でもあったようです。

【教科書を読む生徒の様子】
小論文以外の授業でも、教科書を読み込む姿や、ノートを取りながら積極的に質問する生徒の姿が見られました。3年間で積み重ねてきた学習習慣が自然と表れた時間だったともいえるでしょう。
自分の考えを形にするのはむずかしいけど、おもしろい
最初は何を書けばいいか全然わからなかったけど、書いていくうちに「こういうことを伝えたいんだ」って思えてきた
小論文を書くって、ただ文章を書くよりずっとむずかしいけど、自分の考えを形にするっておもしろい
書く力は考える力——成長を実感した一日
この日のスクーリングは、単位取得のための学習という枠を超えて、生徒一人ひとりの思考力と表現力の育成という本質的な目的を体現した一日となりました。

【教室全体の様子】
「夢・挑戦・達成!」という本校の教育スローガンのもと、生徒たちはそれぞれの未来に向かって確実に歩みを進めています。今後もこうした日常の中での学びの積み重ねが、生徒たちの自信と可能性を大きく育てていくことでしょう。