【通常授業×価値を創造する力】「数学の美」を探る時間―多様な見方に出会う、理数探究第1回目！

15のコンピテンシーを詳しく知りたい方はこちらからご確認ください。

理数探究の第1回目の授業では、「数学の美とは何か」をテーマに、生徒たちが数の世界を多面的に捉える体験を行いました。

与えられた数の列をもとに、それぞれが図形や形、配置の工夫などを通して視覚的に表現し、「同じ対象でも、こんなにも違った見方ができるのか」という気づきを共有する時間となりました。生徒たちは、自分の考えをノートや図にまとめながら、友だちの表現を興味深そうに眺めたり、「その発想はなかった」と驚きの声をあげたりする姿が見られました。

発表の場では、どのような意図でその形にしたのかを言葉にしながら説明し合い、互いの視点を尊重しつつ、新たな発見を楽しんでいる様子が印象的でした。

本授業では、単に数学的な正解を求めるのではなく、「どう見るか」「どう表すか」というプロセスそのものを大切にしています。こうした活動を通して、生徒たちはコンピテンシー「価値を創造する力」を意識しながら、自分なりの視点で意味を見出し、それを他者に伝える経験を重ねました。

今回の学びは、今後の個人探究においても活かされる大切な土台となります。数学を通して思考の幅を広げ、自分自身の問いを深めていく第一歩となる、充実したスタートとなりました。