【英語表現探究】多文化共生社会を考える特別授業を実施しました
6月27日(金)、静岡キャンパスでは「多文化共生のために私たちができること」をテーマに、英語表現探究の一環として特別授業を実施しました。
静岡市国際交流課の職員の方々や「やさしいにほんご あるめりあ」の講師の皆様、静岡日本語学院の先生方と留学生2名をお招きし、多文化共生社会の現状と課題について理解を深めました。

多文化共生ってなんだろう?
授業の前半では、静岡市観光交流文化局国際交流課の方より、静岡市に住む外国人住民の現状や、市が取り組む多文化共生のための施策についてお話しいただきました。生徒たちは、行政の視点から地域社会の実態を知り、自分たちの住む街の中にある多様性を実感する機会となりました。
「やさしい日本語」で伝える力を学ぶ
「やさしいにほんご あるめりあ」から講師の先生を迎え、「やさしい日本語」について学習しました。難しい日本語をより分かりやすく、簡潔な言葉に置き換えて伝えるトレーニングを行い、言葉のバリアをなくすコミュニケーションの在り方について考えました。

留学生との対話から課題を見つける
授業の後半では、静岡日本語学院の引率の先生と共に来校された2名の留学生と交流しました。生徒たちはインタビュー形式で互いの文化や日常生活について語り合い、多文化共生社会における課題や可能性について意見を交わしました。
今後の探究へ向けて
今回の学びをもとに、生徒たちはグループごとに見つけた課題を整理し、今後の探究学習として「私たちにできること」を具体的に考えていきます。また、他機関との連携によるさらなる交流の場の創出も検討しており、実践的な学びを通して地域に貢献する力を養っていく予定です。

生徒たちは、今回の特別授業を通して「多文化共生は特別なことではなく、日常の中にある大切な視点である」ことを実感しました。静岡キャンパスでは今後も、実社会とつながる学びを大切にしながら、生徒一人ひとりの探究心を育ててまいります。