【学習・教育】探究学習「論理的に考え、わかりやすく伝える」〜ペアワークや白熱の議論を通じて〜
厚木キャンパスの探究授業では、生徒たちが自ら課題を見つけ、解決に向かって深く考える力を養っています。今回は、その基礎となるコミュニケーションスキル、「論理的に考え、わかりやすく伝える」をテーマに実施した授業の様子をお届けします。
前半のテーマは「人にわかりやすく伝えるコツ」です。 授業の冒頭、不思議な風景の写真を見て「どこに疑問を持ったか」をペアに伝えるワークからスタート。最初は思いついた順に話してしまい、相手にうまく伝わらない生徒もちらほら見受けられました。
そこで学んだのが、「テーマ・結論から伝え、全体像を示してから詳しい説明を行う」という型です。「疑問点は大きく3つあります。1点目は…」とナンバリングを用いることで、聞き手の理解度が格段に上がることを実感しました。
特に盛り上がったのは、「言葉だけで図形を伝えるゲーム」です。 ペアの一方が持っている図形を、ジェスチャーを一切使わずに言葉だけで相手に説明し、同じ図形を描けるか挑戦しました。 「自分が伝えたつもりでも、相手は全く違う解釈をしていることがある」というコミュニケーションの難しさと面白さを、ゲームを通じて楽しく、深く学ぶことができました。
後半のテーマは「主張には根拠を」です。 日常のよくある「おこづかいアップの交渉」を題材に、なぜ説得に失敗したのかを分析しました。「みんなが持っているから」「なんとなく」といった曖昧な理由では、相手を納得させることはできません。主張には必ず「客観的で納得できる根拠」が必要であることを学びました。
授業の最後には、学んだことを活かした究極のシミュレーションワークに挑戦! 「あなたは宇宙船の隊長。燃料不足のため、今すぐ『食料セット』か『水と燃料を作るろ過装置』のどちらかを捨てなければならない。隊員を納得させる決断を下せ!」という非常に難しい課題です。
生徒たちは3〜4人のグループになり、隊長として自分の判断とその「根拠」をメンバーに発表し合いました。 「生き延びるためには絶対に水と燃料が必要だ」「いや、10日間の飢餓状態は危険すぎる」など、それぞれのデータを根拠にした白熱した議論が展開されました。他者の意見を聞き、「その根拠は説得力があるね!」と互いに評価し合う姿はとても頼もしく見えました。
今回学んだ「論理的な思考」と「伝える力」は、今後の探究活動でのプレゼンテーションや、進路実現(面接や小論文)、そして社会に出てからも一生役立つ重要なスキルです。 生徒たちがこれからどのように成長し、自分の意見を社会に向けて発信していくのか、今後の活躍がとても楽しみです!
