3月28日(土)、関西大学の千里山キャンパスで開催された日本薬学会第146年会「高校生サイエンスフェスタ」において、連携校 札幌大通キャンパス 国際コースの牧内さん(1年)が研究発表を行いました。当日は、全国から19校の高校生が参加し、薬学や科学の分野における研究発表を行うとともに、大学の先生や研究者と交流できる場となりました。
牧内さんは、「がん細胞の環境感受性に注目した心身の健康と体内環境の関係」をテーマに、心と体の健康のつながりについての探究成果を発表しました。15〜17歳の男女114名を対象にアンケート調査を実施した結果、運動を含む能動的な趣味をもつ人の方が、受動的な趣味をもつ人よりも体調不良が少ない傾向が見られました。日頃から心と体のバランスを整えることが、健康の維持や病気の予防につながる可能性があることがうかがえました。
限られた時間の中で発表する牧内さん
質疑応答の様子
また、質疑応答では、若い世代を対象とした今回の研究を今後どのように発展させていくかについて質問があり、牧内さんは対象を他の年代にも広げていきたいと、今後の展望を話していました。
目次
牧内さんにインタビュー
- 今回、日本薬学会第146年会 高校生サイエンスフェスタ に出場したきっかけを教えてください。
-
生物探究の授業でこの研究に取り組んだことがきっかけです。 先生に学会への参加を勧めていただき、自分の研究をより多くの人に発信してみたい気持ちと、普段は得られないような専門家からの意見や評価を受けることで、自分の研究をさらに深めたいという思いもあり、出場を決めました。
- 研究テーマを選んだ理由を教えてください。
-
がんは日本で長い間、死因の第一位となっている身近な病気なので興味を持ちました。 その中で「環境感受性」という性質を持つと知り、体内環境を変化させる要因として生活習慣や心理状態と関係があるのではないかと思い、このテーマを選びました。
- 研究で一番苦労したことは何ですか?
-
がん細胞の性質と日常生活のデータを結びつけて考察する点で苦労しました。 単なるアンケート結果の分析だけでなく、生物学的な根拠とどう関連づけるかを考えるのが難しかったです。
- 学校でのサポートはありましたか?
-
研究を進める中で、考察や方向性に悩んだときに、先生に助言をいただきました。 自分で考えることを大切にしながらも、必要な場面でアドバイスをいただいたことで、研究を深めることができました。 また、学会への応募も先生に声をかけていただいたことがきっかけであり、とても感謝しています。
- 学会に参加してみてどう感じましたか?
-
自分で考えて取り組んできた研究を発表できたことに、大きな達成感を感じました。 また、他の参加者の発表を聞く中で新しい視点に気づくことができ、とても良い学びになりました。
- 今回の経験を今後どう活かしていきたいですか?
-
今回の経験を通して、自分の研究を発表することの難しさと、結果だけでなくその背景や根拠まで理解して説明することの大切さを学びました。 今後は、より深く考察する力と、相手に分かりやすく伝える力を身につけ、今回の経験を今後の学びや研究に活かしていきたいと考えています。
今回の発表は、牧内さんにとって自分の研究を多くの人に伝えるだけでなく、さまざまな意見に触れながら新しい気づきを得る貴重な機会となりました。今後もこの経験を生かしながら、さらに探究を深められることが楽しみです。