【美術デザインコース】石から自分の表現を掘り出す「石彫体験」

美術デザインコースでは大学との連携授業として、東京藝術大学で2泊3日でサマーキャンプ(武蔵野学芸専門学校主催)を実施しています。
東京藝術大学の施設を活用し、ガラス工芸や染織、鋳造など10の分野に分かれて作品制作を行います。
石彫とは、その名の通り、石を削りながら作品を掘り出していく彫刻の分野です。刃先の形が異なる数種類のノミと木製のハンマーを使って少しずつ削ったり、電動彫刻刀や電動やすりなどの機械を使ったりしながら、石と向き合って制作を進めていきます。

石を削るたびに細かな石の粉が舞い、石の破片が飛んだりもするため、制作時にはゴーグルや防塵マスクなどを装着します。今回は、素材や道具についての説明を受けるとともに、安全に制作するためのルールやマナー、注意事項についても学びました。

この日は、先日思い描いたイメージや参考資料をもとに、自分の表現に適した道具を考え、選択しながら制作を進めました。平面の作品とは異なり、石彫では立体としての形や奥行き、光の当たり方、石そのものの質感などを意識しながら、一つひとつの工程を積み重ねていく必要があります。どこをどのように削るのかを考えながら、慎重に、そして大胆に石へと向き合っていました。

屋外での作業ということもあり、この日も暑さの厳しい中での活動となりました。それでも、生徒たちは真剣な表情で黙々と作業を続けていました。その姿は力強く頼もしく、「好き」や「興味」を自分の手で確かめながら、少しずつ深めていく様子がとても輝いていました。

美術デザインコースのクラークでの学びは、武蔵野学芸専門学校や諸大学の協力も得ながら、さまざまな素材や表現方法に触れ、自分自身の表現を深めていく学びです。そして、作品をつくることを通して、「自分は何を感じ」、「何を表現したいのか」を見つめることは、自分自身を深めることにもつながります。
これからも一人ひとりが「好き」や「興味」を大切にしながら、自分だけの表現を追求していきます。