【APU探究留学×価値を創造する力】
APU連携探究「インクルーシブ・リーダーシップ」
クラーク記念国際高等学校では、教室の中だけでは得られない学びを大切にしています。
今回、生徒たちは立命館アジア太平洋大学(APU)を舞台に、他キャンパスの生徒やAPUの学生、地域で活動する方々と交流しながら、「インクルーシブ・リーダーシップ」をテーマとした探究学習に取り組みました。
異なる文化や価値観を持つ人と協働しながら、「すべての人が自分らしく参加できる社会をつくるには、リーダーはどのような役割を果たすべきか」を考える5日間。
知識を学ぶだけではなく、実際に人と出会い、地域に触れ、仲間と対話し、最後には自分たちなりのアイデアをプレゼンテーションとして形にしました。
APUを舞台に、多様性について考える
今回の探究では、インクルーシブ・リーダーシップについての講義やワークショップだけでなく、フィールドワークやサービス・ラーニングなど、さまざまな学びを経験しました。
APUの教授による「多様性とネットワーキングを通じたイノベーション」の講義を受けたり、APUの学生とともに多文化について考えたり、地域のインクルーシブな取り組みを実際に訪問したり。
さらに、パラスポーツ体験や地域の支援活動への参加など、実際の社会や地域をフィールドにした学習にも取り組みました。
教室で「多様性」について学ぶだけではなく、現場で人と関わることで、「自分にとっての当たり前」と「誰かにとっての当たり前」は違うかもしれないことに気付きます。
こうした体験を通して、生徒たちは多様な価値観を理解し、他者を尊重しながら課題解決に向き合う力を身につけていきました。
他キャンパスの仲間と協力して、一つのアイデアを創り上げる
今回の研修では、他キャンパスの生徒とも協力してグループワークに取り組みました。
最初から全員の意見が同じになるわけではありません。
だからこそ、自分の考えを伝えるだけでなく、相手の意見を聞き、「どうしたらみんなが納得できるか」を考えることが重要になります。
意見を出し合い、アイデアを組み合わせ、時には悩みながら、一つの企画を形にしていきました。
そして、生徒たちは楽しむことも忘れません。
新しい仲間との交流を楽しみながら、一緒に考え、一緒に笑い、一緒に悩む。
「誰かと協力して何かを創り上げる」という経験そのものが、生徒たちにとって大きな学びとなりました。
「価値を創造する力」を実践的に育む
クラーク国際が大切にしているコンピテンシーの一つに、「価値を創造する力」があります。
これは、目の前にあるものをそのまま受け取るのではなく、さまざまな人や考え方を掛け合わせながら、新しい価値を生み出していく力です。
今回の探究学習では、まさにこの力を実践的に育みました。
多様な背景を持つ人との出会いから気付きを得て、仲間と意見を交わし、自分たちなりの「こんな学校だったら、もっと多くの人が安心して参加できるのではないか」というアイデアへと発展させていく。
与えられた答えを覚えるのではなく、自分たちで問いを深め、自分たちで新しい価値を考え、形にする。
これが、クラーク国際が大切にする探究的な学びです。
最終プレゼンテーションに向けて、最後まで挑戦
5日間の学びの集大成は、「クラーク記念国際高等学校において、世界をつなぐ『共生の冒険』を仕掛けよ。」というテーマでのプレゼンテーション。
生徒たちは、多文化共生やインクルージョンを促進するイベントやワークショップ、日常的な活動について企画を考えました。
最終日の発表に向けて、前日の夜まで仲間と話し合い、発表内容を考えたり、資料をまとめたりする姿も見られました。
「もっと良くしたい」「自分たちの考えを伝えたい」。
そんな思いを持って、最後まで粘り強く準備を続けました。
そして迎えた最終日。
これまでのフィールドワークや対話、グループワークを通して考えてきたことを、自分たちの言葉でプレゼンテーションしました。
「体験」で終わらせず、これからの行動へ
今回の研修で大切にしたのは、5日間の体験そのものだけではありません。
毎日の振り返り(リフレクション)を通して、「何を見たのか」「何を感じたのか」「それは自分の価値観や生き方とどうつながるのか」を考え、さらに「学校や地域で自分には何ができるのか」まで考えました。
探究学習で得た気付きを、自分自身の行動につなげていく。
その積み重ねが、生徒一人ひとりの成長や将来の挑戦につながっていきます。
多様な人と出会うからこそ、自分自身の可能性にも気付ける
今回のAPU連携探究では、大学、地域、企業・団体、さまざまな背景を持つ学生や生徒など、多くの人との出会いがありました。
多様な価値観に触れることで、「こんな考え方があるんだ」と視野が広がるだけでなく、「自分は何を大切にしたいのか」「自分には何ができるのか」と、自分自身について考えるきっかけにもなります。
クラーク国際では、こうした探究学習・体験型学習・協働学習を通して、生徒が自分の興味や関心を起点に学び、未来への可能性を広げていくことを大切にしています。
「誰かに決められた答え」ではなく、「自分たちはどうしたいのか」を考える。
仲間と協力し、挑戦し、振り返り、また次の一歩へ進む。
そんな学びが、生徒たちの「夢・挑戦・達成」につながっています。
