【学習】2学年「理科(化学基礎)」授業 ~科学orニセ科学?どうやって見分けるか~
2年生の「理科(化学基礎)」授業では、「イオン」について学習しています。原子が電子を失って正の電荷をもつものが陽イオン、電子を受け取って負の電荷をもつものが陰イオンと教科書に記載されています。しかし、生徒たちには「マイナスイオン」という言葉の方がより身近なようです。そのため、今回は「陰イオン」と「マイナスイオン」は同じものなのか?また、いろいろな商品や説が科学的かそうでないかどうやって判断すればよいかということを学習しました。
様々な情報源を用いて2つの違いを調べるうちに、陰イオンは科学用語であり、マイナスイオンというのは情報源によって定義が違い、商業的に利用されている言葉なのではないか?などと考察することができました。
活動の中では、世の中の様々な商品サービスや現象が「科学」なのか「ニセ科学」なのかどちらなのか考えてみたり、すべてを偽物とみなすのではなく、まだ解明されていないだけの「未科学」の場合もあると紹介をし、「ニセ科学」かどうかということを判断するための練習やチェックリストの作成を行いました。
例えば、「効果があるというお客様の声」が信頼できるか?という問いに対しては、「レビューをすればクーポンをもらえる商品もあるから信頼できるとは言えない」という意見や、「利害関係のない専門家に審査された論文をもとにしている」という問いに対しては、「つながりのある研究者は利益を得る可能性があるし、敵対する関係だったら相手を貶めようとするから、利害関係がないというのは信頼できるんじゃないか?」などという意見を出すことができました。
このようにクラークでは、教科書での知識を学ぶだけではなく、そこから日常生活で必要な力を身につけられるような授業を工夫して行っています。