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【連載コラム】オタクの通り道 #2

CLARK NEXT Akihabaraとは

CLARK NEXT Akihabaraは、好きは最強」「好きから未来を広げようをモットーに教育を行っています。
通常の学校教育にプラスして生徒たちの興味関心に合わせた専門的な教育を受けられるのはCLARK NEXTだけ!
秋葉原の街で、他の通信制高等学校にはない学校らしさを重視し、尚且つ特化した教育を行っています。
今年度からは、各専門分野を横断して授業が受けられるようになるプロジェクト型授業もスタート!
ますます進化していくCLARK NEXT Akihabaraを是非見にきてください!

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次年度からは下記の内容が全て学べる”My Project”が始動します。

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【連載コラム】オタクの通り道 #2

この年齢(49)のせいなのか、自分の様々なことの「最初」が気になり始めている。
たとえば皆さん、何かにハマり始めたことのきっかけって、一つひとつ覚えていますか?

「これがきっかけでスマホゲーにハマった」とかあると思うんですよね。
僕で言えば『弱虫ペダル』見てロードバイクにハマった!! とか。
今日はそんなお話です。

先日、3月29日にSF作家、ファンタジー作家、ゲームデザイナーの山本弘さんが亡くなられました。
訃報を聞いて「なんて惜しい人を……」と思うと同時に、僕はこの人が成してきた仕事にすごく影響を受けてきたんだなぁ、ということに思いを馳せました。

グループSNEのメンバーでロードス島戦記のディードリットの初代中の人だったり、トンデモ本の存在を世に知らしめた「と学会」の会長だったり、岡田斗司夫氏・田中公平氏とともに好きなことだけを喋りまくっているオタク座談会のメンバーだったり……。

ただ僕が「山本弘」という作家のことを明確に「面白い小説を書く人」と認識できたのは、当時できたばかりの角川スニーカー文庫から刊行された『ラブラスの魔』という小説を読んだからです。

これは1988年に刊行された小説で、もともとPCゲームとして作られた同タイトルのゲームのノベライズなんですね。
ちなみに1980年代後半のPCゲームっていうのは、基本的にマニアしか触れていません。まだ初代ファミコンが現役の時代で、大半の人々にとって「ゲーム = ファミコン」だった時代です。

タイトルにもなっている『ラプラスの魔』というのは、もともとは物理学上の仮定の存在として生まれた用語です。色んなマンガやアニメでも用語として出てきたりしますよね。厨二心をくすぐりまくる設定でもあるので、興味のある人は検索してみてください。
ゲーム自体はRPGで、1920年代のアメリカの幽霊屋敷を冒険するホラーゲームでもあります。

で、このゲーム自体は僕はプレイしていません。ただ興味はあったので小説版は買いました。なぜなら表紙が結城信輝さんの絵だったから。
アニメーターとしてのお仕事の方が多い方だとは思いますが、この人の絵がとても好きでして。後に映画版『ファイブスター物語』のキャラクターデザインと作画監督をされた方でもあります。

で、この小説が僕に何をもたらしたのか。

小説自体が面白かったのは勿論なんですが、何よりこの小説……クトゥルフものなんですよ。

僕が生まれて初めて出会った「クトゥルフ神話」の作品なんですね。
おそらくこの『ラプラスの魔』を読んでいなければ、後々図書館に通って国書刊行会発行の『真・ク・リトル・リトル神話体系』ハードカバー全巻を読み漁る仄暗き青春の日々もなかったことでしょう。
どうしてクトゥルフ神話がこんなにも僕の心の暗部をノックしてくるのか、いまだにわからないのですが、一番好きな旧支配者がハスターなのは、間違いなくこの『ラプラスの魔』の小説を14歳の頃に読んでしまったからです。

ゴーストハンターものとして、非常にエンタメ心に溢れた作品なので、興味ある人はAmazonで探してみてください。新装版がまだ売っています。表紙はもう結城さんではないのですけれど。

クトゥルフ神話についてはまた別の機会に触れたいと思います。
今日は吉田の「きっかけ」に関してのお話でした。

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