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【卒業生の声】司法試験に合格した卒業生にインタビュー

法律系資格の最高峰と言われる司法試験に合格したクラーク国際の卒業生にインタビューを行いました!
磯谷森太郎さん
熊本上通キャンパス 卒業、上智大学 法学部 卒業、慶應義塾大学 大学院 法務研究科 卒業

これまでの経歴を教えてください。

熊本上通キャンパス(現 熊本キャンパス)を卒業後、クラーク国際の指定校推薦で上智大学 法学部に進学しました。その後、慶應義塾大学のロースクール(大学院 法務研究科)に進学しました。ちょうどコロナ禍に入った頃がロースクール1年目で、ほとんどの授業がオンラインで大変でしたね。試験のときだけ学校に行くような形でしたが、友達もできにくいので寂しかったですね。2年目からはオンラインと通学のハイブリッドとなって、学校に来たい人は来ていい状態になったので、そこからはずっと行っていました。司法試験合格を目指す仲間もできたので、お互い刺激を受け合うことで合格することができました。今は弁護士事務所から内定をいただいているので、4月からは弁護士として働きます。

司法試験に受かるというのも素晴らしいのですが、1日どのくらい勉強されましたか?

結構波があるのですが、司法試験が迫ってきている時期は朝の7時くらいに学校へ来て、夜の23時まで勉強するという感じでした。もう学校に住んでるんじゃないかくらいの感じです。教室を借りることができるので、友人と一緒に借りてひたすら勉強してましたね。

すごい勉強量ですね。昔から勉強すること自体は苦じゃないですか?

元々数学と英語に関してはあまり苦ではなかったですね。どちらかというと理系でした。弁護士はどちらかというと文系ですけど。
クラーク国際に在籍していた頃もで、7ヶ月間オーストラリア留学プログラムに参加していましたが、そこで英語がさらに好きになりましたね。留学はもう楽しくてしょうがなかった記憶があります。高校時代の最も楽しかったできごとです。毎週のように現地の友人やホームステイファミリーとバーベキューを楽しんだり、みんなで野球やったり。全体的にゆったりとした時間が流れているような雰囲気があったのがよかったですね。当時のホームステイ先のファミリーとは今でも誕生日にはメッセージを送り合ったりしています。

留学に行くと、ハマってしまってなかなか帰国しない生徒も多いですからね。ちなみにクラーク国際に進学したきっかけは何でしょう?

私が中学生の頃に起立性調節障害にかかっていて、なかなか学校に行けていなかったんです。一度行かなくなると行きにくくなるというのもあって不登校気味になっていました。当時はバレー部に所属していて、別の高校からもバレーのスポーツ推薦もいただいていたのですが、スポーツ推薦で進学すると起立性調節障害を持つ自分にはプレッシャーがかかりすぎるかと思って別の高校を探しました。そこで親が見つけてきたクラーク国際の存在を知って、説明会に行ったことが最初の出会いでした。進学した熊本上通キャンパス(現 熊本キャンパス)は、私たちが一期生というのも魅力でした。上下関係がないので(笑)。

キャンパスの雰囲気はいかがでしたか?

開校1年目ということもあって、キャンパス内の色んなことを自分たちで決めていったのは印象に残っています。キャンパス内のルールや部活など、生徒同士が話し合って先生に打診するというような形でした。もちろん先生からも色々と学びましたが、キャンパス全体が柔軟な雰囲気だったので自分自身に合った環境でしたね。

そんなクラーク国際自慢できる点はどういったところですか?

いっぱいありますね。その中で一番は「当たり前を強要されない」という点です。一般的な高校生のあるべき姿のようなものを押し付けられることがない学校なので、本当に生徒のことを中心に考えてくれるように感じていました。学校に行けなかった自分のことも認めてくれて、先生は一緒になって悩んだり考えたりしてくれるので、「受け入れられている感」がものすごくありました。今の私があるのもクラーク国際での生活が大きく影響していると思います。自由を尊重してくれて、安心感を与えてくれた学校ですね。

そういった環境の中で、自分自身が成長したと思える点はどういった点ですか?

一番は学校に行けるようになったということですね。中学当時は学校に行くのが当たり前という環境にいて、行けない自分に負い目を感じることもありました。でも、クラーク国際では学校に行くことがスタンダードなことではなく、周りも自分と同じような境遇にある生徒が多かったので、そういった負い目はなくなっていきました。何より、学校に行くだけでも先生が褒めてくれるので、嬉しくなって楽しく通ってましたね。そんなこともあって高校はほぼ皆勤なんじゃないかな。
また、家からキャンパスが遠くて、電車で1時間半くらいかかっていたのですが、移動時間はずっと英単語を覚えることをやっていました。もう電車の中がやることがなさすぎて暇で暇で…。でもそのおかげで学校での英単語テストでは連続満点記録を樹立することができました。そこでも満点を取ると先生が褒めてくれるので、嬉しくてどんどんやりましたね。完全に「褒めて伸びる」タイプですね。

成長を重ねて、上智大学に進学できたわけですね。指定校推薦で進学したとのことでしたが、上智を目指したきっかけは何だったのでしょう?

留学に行ったことが最も大きなきっかけでした。英語を話すことや学ぶことが楽しくなっていたので、英語に強いところに行きたいと。最初は同志社大学を希望していたのですが、先生から「英語での進学なら、指定校推薦で上智大学という道もある」とご提案いただいてエントリーしてみました。当時は全く受かると思っていなかったので「とりあえずエントリーしてみよう」くらいの軽い気持ちでしたね。先生からも「宝くじみたいなものだから、通ったらラッキーだね」って言われていたので、ダメだったら同志社を受けようと思っていました。でもしばらくしたら先生から「宝くじ、当たったよ」って言われてビックリしましたね。きっと先生が努力してくださったんだと思っていて、本当に感謝しています。

上智大学での生活はいかがでしたか?

大学生活の中では「やったことのないことをやりたい」という思いがあって、まず応援団に入りましたね。上下関係が厳しくて1年くらいで辞めてしまいましたが(笑)。でも逆に、そこでの経験が就職活動に活きて、弁護士を目指すきっかけの一つになりました。その後は演劇サークルにも入りました。そこでの活動は卒業までやって、あまりにもハマりすぎて就職活動が遅れましたね。上智の法学部はかなりのマンモス学部なので大勢の学生がいるのですが、その中で弁護士を目指す学生は多くなかったので、あまり焦らなかったのも就職活動が遅れた要因ですね。でもそのおかげでロースクールに進学するという道も見つけられたので、結果的には良かったですね。

これからは弁護士としてご活躍されていくと思いますが、何か目標のようなものはありますか?

やはりクラーク国際で留学に行って英語がさらに好きになったことを活かしたいと思っていて、将来的には国際弁護士を目指したいと考えています。またいつか留学にも行きたいという思いはずっとあるので、海外の弁護士資格を取ることが目標です。

最後に、これからのクラーク国際に期待することはありますか?

クラーク国際にはずっと変わらず今のまま、自由な高校であり続けてほしいです。どんな生徒でも受け入れてくれる懐の深い高校なので、そういった環境が続いていくといいなと思います。クラーク国際は自分自身が置かれている環境をマイナスからプラスに変えてくれるので、思う存分好きなことに専念できる高校です。これからも変わらずそうあり続けてほしいと思っています。 もし入学を検討されている方がいるのであれば、ありのままをさらけ出すことができるのがクラーク国際だと思うので、勇気を出して飛び込んでほしいですね。
卒業式の三浦名誉校長(左)と磯谷さん(右)

熊本キャンパス 山崎キャンパス長に当時の磯谷さんについて聞いてみました!

磯谷さんはどういった生徒でしたか?
芯が強く、実直な生徒でした。1期生として入学し遠方から1時間以上の通学を総合進学コースで3年間頑張りました。コミュニケーションも積極的にとり周囲のみんなから慕われていました。
磯谷さんが積極的に取り組んでいたことは?
学習に関しては、2年次に半年間オーストラリア留学に参加しており英語だけに限らずその他の教科も頑張って良い成績を収めています。また、全ての学校行事において全力で取り組んでいました。
印象に残っていることはありますか?
入学してからは、駅からキャンパスまでゴミ拾いをしながら通学していると聞いたときは驚きました。また、地元の祭りにクラークとして初参加し、ソーラン節を踊っている姿は今でも覚えています。
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