総合型選抜に向けて高校で準備すること|中学生から考える進路

総合型選抜に向けた準備は、特別な実績を急いで増やすことではありません。基礎学力を積み上げながら、興味を持ったことや取り組んだ経験を振り返り、「大学で何を学びたいか」を少しずつ自分の言葉にしていくことが大切です。将来の夢や志望学部が未定でも、高校での学び方を選ぶところから進路準備は始められます。
この記事でわかること(30秒で要点)
- 総合型選抜では、大学で学びたい理由や高校生活での取り組みを、自分の言葉で伝える場面があります。
- 高校では、基礎学力、興味・関心を深める経験、取り組みを振り返る習慣を並行して積み重ねることが大切です。
- クラーク国際横浜キャンパスでは、探究活動「Q探」を通して、「好き」「気になる」「なぜ?」を問いにして考える機会を設けています。
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総合型選抜の準備は、学力・興味・経験をつなげることから始まります
総合型選抜は、大学・学部が求める人物像や学びへの意欲などを多面的に見る選抜方法の一つです。選考内容は大学や学部によって異なりますが、志望理由書、面接、課題、小論文などを通して、「なぜその分野を学びたいのか」「これまで何を考え、どう取り組んできたのか」を伝えることがあります。
そのため、総合型選抜の準備を「目立つ実績をつくること」だけと考える必要はありません。授業や学校生活の中で感じた疑問、関心を持ったテーマ、挑戦したことを振り返り、自分の考えを説明できるようにしていくことが進路を考える土台になります。
大学で学ぶための教科の学習と、自分の興味を深める経験は別々のものではありません。学力を積み上げながら関心の方向を見つけ、その経験を進路の言葉へ整理していくことが大切です。
- 教科の学習を通じて、基礎学力を積み上げる
- 授業や活動から、気になるテーマや学びたい分野を探す
- 取り組んだことを振り返り、自分の考えを言葉にする
高校生活で積み重ねたい3つの準備
一つ目は、基礎学力を積み上げることです。総合型選抜を考える場合も、大学で学ぶための教科の学習は欠かせません。苦手な内容があるときは、分からない部分を残したままにせず、今の自分に必要な学習から取り組みましょう。
二つ目は、興味・関心を深めることです。最初から明確な将来像がなくても、授業、探究、学校生活、日常の気づきなどから「もっと知りたい」と思うことを探せます。関心の方向が見えてくると、学部や大学で学びたい内容を考える手がかりになります。
三つ目は、経験を振り返ることです。何をしたかだけでなく、なぜ取り組んだのか、途中で何を考えたのか、次にどう生かしたいのかを整理する習慣が、志望理由や面接で自分の考えを伝える準備につながります。
- 学習のつまずきを整理し、基礎から取り組む
- 気になるテーマに触れ、自分の関心を広げる
- 経験を記録し、自分の考えや変化を振り返る

高校3年間の準備は、関心を広げてから具体化していくのが目安です
志望大学や学部を高校入学直後に一つへ決める必要はありません。まずは学習の土台を整え、授業や活動を通して興味のあるテーマを探し、関心が深まった段階で大学・学部の学びや入試方法を比べていくと、進路を考えやすくなります。
以下は、総合型選抜を視野に入れる場合の一般的な準備の目安です。実際の出願条件や選考日程は大学・学部・対象年度ごとに異なるため、志望先が見えてきたら募集要項を読んで必要な準備を整理しましょう。
| 時期の目安 | 進めたいこと |
|---|---|
| 高校1年生ごろ | 教科の学習習慣を整え、授業や活動から気になるテーマを探す |
| 高校2年生ごろ | 興味のある学問分野や学部を比べ、取り組みを振り返りながら自分の考えを整理する |
| 高校3年生ごろ | 志望大学・学部の募集要項を読み、出願資格、必要書類、課題、選考方法、日程に合わせて準備する |
大学・学部の募集要項では、出願条件だけでなく選考の流れも見ましょう
総合型選抜は、大学ごとに出願条件や選考方法が異なります。「総合型選抜があるか」だけではなく、自分が受験を考える大学・学部では何を提出し、どのような選考が行われるのかを読み取ることが大切です。
募集要項を読むときは、一度にすべてを決めようとせず、今の自分に必要な情報から整理していきましょう。高校選びの段階では、進路について考える機会があるか、大学の情報を比べながら準備を進められそうかという視点も役立ちます。
- 出願資格や出願に必要な条件
- 志望理由書などの提出書類
- 課題、小論文、面接などの選考方法
- 出願期間と選考日程
- 大学・学部で学べる内容や求める人物像
クラーク国際横浜キャンパスでは、Q探で「気になる」を問いにします
クラーク国際横浜キャンパスでは、横浜キャンパス独自の探究活動「Q探」を行っています。Q探では、「好き」「気になる」「なぜ?」から問いをつくり、調べ、考え、発表します。
大学で学びたいことがまだ明確でない場合も、自分が何に関心を持ち、どのような問いを深めたいのかを考えることは、進路を言葉にするきっかけの一つになります。探究活動を実績づくりのためだけに行うのではなく、取り組む中で生まれた疑問や考えを、自分の進路と結び付けていくことを大切にします。
また、クラーク国際横浜キャンパスでは、合格後からアプリやWEB学習教材を活用した中学校内容の学び直しを始めます。入学後も習熟度別授業やWEB学習教材を活用しながら、現在の学習状況に合わせて基礎を積み上げ、次の目標を考えていきます。
- 「好き」「気になる」「なぜ?」から問いをつくる
- 問いをもとに調べ、考え、発表する
- 学び直しや習熟度別授業も活用しながら、学習の土台を整える
学校説明会では、進路を考えるための学び方を体験的に知りましょう
総合型選抜を視野に入れて高校を選ぶときは、大学進学実績だけではなく、高校3年間でどのように学び、興味を深め、進路を考えていくのかを具体的にイメージすることが大切です。
クラーク国際横浜キャンパスの学校説明会では、教育方針やコースの学び、生徒による学校生活紹介、入試説明、個別相談などを行っています。総合進学コースの学びやQ探、日々の学習の進め方など、知りたいことを整理してからご来校ください。
- 基礎学力に不安がある場合、どのように学習を始められるか
- 興味・関心を広げる授業や探究活動にはどのような機会があるか
- 進路を考える面談や、志望校・入試方式を整理する機会はいつあるか
- 探究活動を進路選択にどのようにつなげて考えるか
- 自分の通学や学校生活のイメージに合うか
気になる疑問にお答えします
Q:総合型選抜を考えるなら、高校1年生から志望大学を決める必要がありますか?
A:必ずしも早い段階で一校に絞る必要はありません。まずは教科の学習や探究活動などを通して、自分が関心を持てるテーマや学びたい分野の手がかりを集めることが大切です。関心が見えてきた段階で、学部や大学の学びを比べていきましょう。
Q:特別な受賞歴や大きな活動実績がないと、総合型選抜は難しいですか?
A:大学・学部によって選考内容や重視する点は異なります。活動の大きさだけではなく、自分が取り組んだことから何を考え、何を学び、大学での学びにどうつなげたいのかを整理することが重要です。志望先が見えてきたら、対象年度の募集要項で条件や選考方法を読みましょう。
Q:出願先の大学・学部は、いつから調べ始めればよいですか?
A:興味のある分野が少しでも見えてきたら、大学の学部紹介や授業内容に触れ始めることができます。出願に必要な条件や日程は年度によって変わることがあるため、受験を具体的に考える段階では、対象年度の募集要項をもとに準備する内容を整理しましょう。
Q:将来の夢や志望学部が決まっていなくても、学校説明会に参加できますか?
A:もちろんです。夢や志望学部が未定の場合も、今気になっていることや学習面の不安をお聞かせください。コースの学び、探究活動、学校生活について知りながら、高校でどのように進路を考えていくかを整理できます。