【校長通信6】「誰かのために」動く力〜被災地の痛みに寄り添い、自走する生徒会と防災の誓い〜
朝夕の風に少しずつ秋の気配が感じられる季節となりました。
現在、名古屋校では生徒会が中心となり、熊本地震および千葉豪雨の被災地支援に向けた募金活動を行っています。
熊本では強い揺れによって多くの家屋や学校施設が被害を受け、インフラの寸断など今なお復旧に向けた懸命な歩みが続いています。また千葉県では、記録的な集中豪雨によって河川の氾濫や大規模な道路冠水、住宅への浸水被害や土砂崩れが広範囲で発生し、多くの方々が日常を奪われる甚大な被害に見舞われました。
そうした被災地の厳しい状況を知り、学校側から生徒会へ「遠く離れた私たちにも、何かできることはないだろうか」と投げかけたのが今回の活動のきっかけでした。突然の打診でしたが、生徒会のメンバーは現地の被害を自分事として真摯に受け止め、「ぜひ自分たちの手で支援の輪を広げたい」と快く引き受けてくれました。

現在、毎朝の登校時間には生徒会役員が玄関前に立ち、「おはようございます!募金へのご協力をお願いします!」と爽やかな挨拶とともに元気に呼びかけています。その真剣な声と眼差しに応えるように、多くの生徒が足を止めて温かい気持ちを募金箱に寄せてくれています。また、保護者の皆様からも温かいご理解と多大なるご協力をいただき、連日多くの善意が集まっております。心より深く感謝申し上げます。
学校からの投げかけをきっかけとしながらも、自らの意志と情熱を持って「誰かのために行動する力」へと変えていく——。生徒たちのこの頼もしく主体的な姿に、校長として大きな誇りと頼もしさを感じています。

折しも先日、ここ名古屋でも非常に激しい豪雨に見舞われました。自然災害の脅威を身近で体感したからこそ、被災された地域の方々の不安や苦しみに改めて思いを馳せるとともに、日頃からの「災害への備え」や「命を守る行動」の大切さを再認識する機会となりました。
自然災害は決して遠い世界の出来事ではありません。自分たちの命を守る備えを怠らないこと、そして困難の中にある人々へ心を寄せ、手を差し伸べ合うこと。今回の取り組みを通じて、生徒たちは教室の授業だけでは得られない、社会とつながる大切な学びを深めています。
皆様からお預かりした大切な義援金は、責任を持って被災地の支援のために役立てていただけるようお届けいたします。 今後も生徒たちの「思いやりを行動に変える力」を信じて支え、安心・安全な学校づくりに努めてまいります。引き続き、皆様の温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。