3年後の自分に出会える場所。学校説明会実行委員が大学合格を掴むまで。

学校説明会やオープンキャンパスで在校生の実行委員を見て、「私もあの先輩みたいになりたい」と笑顔になって帰路に着く中学生がたくさんいます。
横浜キャンパスで、これからの高校生活を思い描いてみませんか。
学校説明会実行委員の経験は、肩書きそのものではなく、挑戦したこと、考えて行動したこと、振り返って次の学びを選んだことを自分の言葉で語れる経験になり得ます。この記事では、横浜キャンパスのモデルケースを通じて、その3年間と総合型選抜・大学進学とのつながりを考えます。
この記事のポイント
- 実行委員の経験で大切なのは、活動歴の長さではなく、経験の中で何を考え、どう行動し、どう変わったかです。
- 小さな挑戦と振り返りを重ねることで、英検、ボランティア、探究など次の学びへ目が向くことがあります。
- 実行委員を経験すれば総合型選抜に合格できるわけではありません。大学・学部ごとに選考内容や出願条件が異なります。
「あの先輩みたいになりたい」から始まること
クラーク記念国際高等学校 横浜キャンパスの学校説明会やオープンキャンパスでは、受付で笑顔で迎えたり、自分の高校生活を自分の言葉で話したりする実行委員の在校生がいます。体験授業では、中学生と一緒に考える先輩の姿もあります。
人前で話すことが苦手だった中学生にとって、数歳上の先輩が自分から声をかけ、高校生活を楽しそうに話す姿は、少しまぶしく見えるかもしれません。
でも、本当に見てほしいのは、学校説明会で堂々と話している「今」の姿だけではありません。その先輩が、そこまで変わった3年間です。
モデルケース:1年生の小さな一歩が、次の挑戦につながる
例えば当時中学3年生のAさんは、横浜キャンパスの学校説明会で実行委員の在校生を見て、「高校に入ったら、私もあの先輩みたいになりたい」と思いました。入学後、憧れていた学校説明会実行委員に参加したものの、案内をするだけで緊張し、中学生に自分から声をかけることができませんでした。
次の学校説明会でAさんは、「今日は、自分の中学校時代のエピソードを伝える」と決めます。そして一人の中学生に「こんにちは」と声をかけることができました。たった一言でも、「自分からやってみたら、できた」という最初の成功体験になりました。
以前なら「自分には無理」と思っていたことにも、「やってみたら、できるかもしれない」と思えるようになる。モデルケースのAさんにとって、その変化は英検への挑戦や、学校外のボランティアへの参加へ目を向けるきっかけにもなります。
実行委員は、Aさんにとって「学校説明会を運営する活動」だけではなく、自分の可能性を少し広げる最初のきっかけになりました。
2年生・3年生で変わる視点:自分のためから、相手や全体のためへ
2年生になるころ、Aさんは先生から提案されるのを待つだけではなく、次の英検をいつ受けるかを考え、興味のあるボランティアを探し、探究では自分が気になったことから問いをつくるようになります。
自分の現在地を考える。目標を決める。行動する。結果を振り返る。必要なら方法を変える。そして、また挑戦する。学びの主語が「先生」から「自分」へ変わっていく。Aさんは少しずつ、自律的に学ぶ高校生へ変わっていきました。
実行委員としても、1年生では「自分がちゃんと話せるか」で精一杯だった視点が、2年生では「相手にちゃんと伝わったか」へ移ります。中学生の表情や質問を受けて、言葉や説明方法を変え、相手が知りたいことを考えるようになります。
3年生になると、緊張している後輩に、かつて自分が先輩からしてもらったように「今日は一人に話しかけてみよう」と声をかけます。さらに、中学生が迷いやすい場面や説明の分かりにくさに気づき、仲間と改善案を考え、次の学校説明会で試して振り返るようになります。
支えられる側から、誰かを支える側へ。憧れていた「あの先輩」に、少しずつ自分自身が近づいていく過程です。
総合型選抜で語れるのは、「実行委員」という肩書きではない
総合型選抜で大切なのは、「学校説明会実行委員を3年間やりました」という活動歴そのものではありません。中学生の様子を見て自分から行動したのか、伝わらないことに気づいて説明方法を変えたのか、運営の課題を見つけて改善したのか、後輩が活動しやすい環境を考えたのか。同じ役割でも、経験の中身は異なります。
「何をやったか」だけではなく、「そこでどう考え、どう行動したか」。そこまで振り返ることで、活動がその人だけの実績になっていきます。
モデルケースの経験を振り返ると、小さな目標を決めて一歩踏み出す自己効力・主体性、相手に合わせて説明を変える表現力・柔軟性、課題を見つけて改善する課題発見・課題解決、後輩を支える協働性・リーダーシップなど、さまざまな力を使う場面があります。
| 活動歴だけを見ると | 経験を振り返ると |
|---|---|
| 実行委員を3年間した | 苦手だった人前での発言へ自分から挑戦した |
| 中学生へ説明した | 相手の反応から伝え方を変えた |
| 学校説明会を運営した | 課題を発見し、仲間と改善した |
| 後輩を教えた | 相手に合わせた支援方法を考えた |
| 3年間続けた | 自分の変化を振り返り、次の挑戦へつなげた |
AiGROWを、経験を自分の言葉にする材料に
横浜キャンパスではAiGROWも活用しながら、テストの点数だけでは見えにくい力を可視化し、振り返る材料にしています。
大切なのはAiGROWの数値そのものではありません。経験 → 可視化 → 振り返り → 言語化という流れです。
「自分から動けるようになった」「以前より相手のことを考えて話すようになった」「失敗したあとに方法を変えられるようになった」といった変化を、自分の経験と結びつけて振り返ります。
すると、「私は主体性があります」と言うだけではなく、「私は○○という場面で△△という課題に気づき、自分から□□を提案しました」と、具体的な経験に基づいて語ることにつながります。

「受験のために経験をつくる」のではなく、「経験したから進路が生まれる」
実行委員をやった。英検を取った。ボランティアに参加した。探究をした。だから総合型選抜に合格できる、という単純な話ではありません。大学受験のために「使えそうな活動を増やす」ことが目的でもありません。
大切なのは、一つひとつの経験に本人自身の思考と行動があることです。なぜ挑戦したのか。どんな壁があったのか。そのとき何を考え、どう行動したのか。うまくいかなかったときにどうしたのか。その経験でどう変わったのか。そして、大学で何を学びたいのかまでつながっていることです。
総合型選抜で武器になるのは、華やかな肩書きの数ではなく、高校生活を通して自分がどう学び、どう変わり、次の学びを自分で選んできたのかを具体的に語れることです。
モデルケースのAさんなら、実行委員、ボランティア、探究などの経験を通じて、人の行動やコミュニケーションへの興味を持ち、心理学・教育学・コミュニケーションなどを大学で学びたいと考えるようになる、という流れが考えられます。高校で本当に経験したことから大学で学びたいことが生まれれば、高校生活と進路が一本につながっていきます。
モデルケースとしてAさんは、自分の高校生活と大学で学びたいことを一本につなげて、総合型選抜で志望大学への進学を決めました。けれど、本当に見てほしいのは「総合型選抜で合格した」という最後の結果だけではありません。高校1年生で実行委員に踏み出した小さな一歩が、自分で次の挑戦を選び、自分で進路を考える高校生になるきっかけになったことです。
「今の自分」ではなく、「3年後の自分」で高校を選ぶ
人前で話すことが苦手でも、英検を持っていなくても、ボランティアをしたことがなくても、探究したいテーマや大学で学びたいことが決まっていなくても、高校生活はこれからです。
大切なのは、「今の自分でも入れる学校か」だけで高校を選ばないことです。この学校で3年間を過ごしたら、どんな経験ができるのか。何に挑戦できるのか。どんな人と出会えるのか。3年後、自分の高校生活を自分の言葉で語れるようになっているか。そこまで想像してみてください。
横浜キャンパスの学校説明会・オープンキャンパスでは、先生から学校について説明するだけではありません。実際に学校生活を送っている実行委員の在校生と直接話すことができます。体験授業では、在校生と一緒に考えたり、話したりする機会もあります。
高校生活や実行委員のこと、中学生のころの自分、検定や探究、大学進学について聞いてみてください。「中学生のころから、人前で話すのは得意でしたか?」と尋ねれば、今は堂々と話している先輩にもあったかもしれない最初の一歩を知ることができるでしょう。
在校生の姿に触れながら、3年後の自分を想像してみませんか
人前で話すことや進路がまだ決まっていなくても大丈夫です。オープンキャンパスでは横浜キャンパスの雰囲気や体験授業に触れ、学校説明会ではコースや入試について知り、その後の個別相談で気になることをお話しいただけます。学校説明会とその後の個別相談への参加が出願資格となります。実行委員の在校生にも、高校生活や挑戦したきっかけを聞いてみてください。
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